(57) エモア・ルスター
「大丈夫ですか?、大丈夫ですか?」
「ん、ん、」
「大丈夫ですか?」
「ん、ん」
ん~したくは、無かったけど。
「ふー、ふー、すぅー」
「大丈夫ですか?」
「ゴホ、ゴホ」男の子、水を吐き出した。
「大丈夫ですか?」
「う~ぅ」男の子
一応大丈夫そうだ、初めての応急措置とファーストキスハハハしょうがないよね、緊急事態だし。
そうなのです。本日朝起きて、水汲みに川を何回も往復していると、上流からどんぶらこどんぶらこ、と男の子が流されて来た。
とりあえず、意識がはっきりしていないので、引きずりながら土の所まで運んで仕方ないから膝枕してあげた。
年は同じ位だけど背は僕の方が大きい。
「う、うー」男の子
「よしよし」頭を撫でてあげた。おっ、そうだポーションがあるの忘れてた。一応なんかあったらのために自分用のポーションを1つ持ってきては、いたのだ。
「ほら、のめるか?」ポーションを口元にもっていき、少しずつ飲ませた。
「ゴク」男の子
「ゴク、ゴク」男の子
おー飲んでる飲んでる。
「め、女神様」男の子(美しい)
「違うよ、僕は、アリア」
「・・・あ、ありがとう・ございます」男の子(美しい)
なんだか、照れながら御礼は、言っう子だ。
「他に怪我は、無い?大丈夫?」
「あ、」男の子(女神様になんて事を・・・)
膝枕に気づき直ぐ様立つ
「あ・ありがとう・ございます、めが、アリアさん」男の子(はぁ~また、綺麗な声だ。)
「そう、それじゃ大丈夫そうだね」
男の子は手をモジモジさせている。
「じゃあ、僕は、水汲みがあるから。じゃあね、今度は、気をつけてねーじゃあね~」と、余りか変わらないようにアッサリ別れようとした。今日は、お昼には、教会に、行きたいのだ。
「まっ、待って下さい。」男の子(行かないで女神様)
まだモジモジしている。
「ぼ、僕、にそれを持って、い、行かしてく、下さい」男の子(まだ、女神様と一緒にいたい。)
「ハ、ハハ大丈夫だよもう、帰った方がいいよ、ね、ほら家族の人がきっと心配しているよ。」なんだこの子、少し気持ち悪い、助けなきゃ良かったかなぁ、なんだか様子も変だし。
「いえ、アリアさんの手伝いがしたいです。」男の子(女神様とはなれたくない。)
うーんしょうがない。
「わかったよ、じゃあこれを家まで運んで、無理そうなら言ってね代わるから。」
「は、はい」男の子
「ところで君の名前は?」
「あ、はい僕は、エモア・ルスターです。」ルスター
(女神様が僕に興味をフフフ)
「よろしくね、ルスター」エモア・ルスター?どこかで聞いたことがるような、ま、いっか。
僕らは、家に行く・・・