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ダークエルフの大家族   作者: zeiru
第二章 成長期
56/401

(56) 初めての料理(ただ焼いただけ)

さあさあさあ待ってました。お食事ですよ。


と、思い・・・そうだ火がない。石作のキッチンは、ある。


昔話とかで、でてくるようなやつだ。


火を使ってただろう焦げあともある。


ただ僕は、火を付けたことがない。火付け石は、ある。


どうやって、付けるの~ライターやマッチは、無い


釣りは、やるけどアウトドアとかは、やった事がない。


とりあえず、火の跡がある所に表にあった、薪を置いて


「カチ、カチ」


ん~火花は、散るけど火がつかない。どうしよう。


レイムがいれば今頃ご飯にありつけたのに、


ティッシュとかあれば・・・ん!!


そうだ、紙はある。


と、急いでお店に、行ってゴミをまとめていた場所に行く。


そう、紙とペンは、有るけど間違えたときにそれを消すものがないので、丸めて捨ててあるのだ。


そして、薪の下に紙くずを入れ、再チャレンジ。


「カチ、カチ」


火が付いた。


「お~」


紙が燃え尽き。


「え!?」


薪に火がついていない。


マジっすか~、ん~そうか。薪が太いんだ。


薪を切って鉛筆サイズの薪をいくつも作り、木のカスも、集めて、火を付ける。


「カチ、カチ」


また、火が付いた。太めの薪も1つ入れて置いた。


やっと薪にも火が着いた、あったかい。


釣って来た魚を薪を櫛みたいにして、口から魚に刺した。


火が着いている上にこの家にもともとあった。鉄網をのせ、魚を置いた。


火が消えないように、薪を少しずつ入れ、火が一定になるようにする。意外と大変だ。


「ジュー、ジュー」


お!、魚の油が落ちる、いい音がした。


僕もヨダレがでそうだ。


もういいかな。お皿にのせ、一口食べた。


「ふー、ふー、はふはふ、ゴク」


「ん~」と高い声をあげる


「お、おいし~い」たぶん普通に食べたら不味いだろう。塩も醤油もかかっていない、しかもハラワタとるのも失敗している、でもこの時だけは、この時だけは、美味しかったのだ。


転生して、初めて食べる魚なのとここまでの苦労のおかげで美味しさは、数千倍にもなっている。


やっぱり、ここでも泣きながら食べる。


ある意味涙が調味料だ。


「うぅ~おいじいよ~。」


すぐに全部なくなってしまった。


それから、焚き火の臭いがしたので、体を拭いた。


一応火事にならないように、体を洗った水で火を消した。


明日は、水貯め場に水を汲んでから教会に、行ってみようと、思う。


因みに水貯め場は、キッチンにある。初めは、お風呂かと思った。僕一人分入れる位あるからね。綺麗な水を汲んでおいとく場所とルリさんが言っていたのだ、お風呂は、無いらしい。


今日は、このぐらいで寝ることにした。


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