(380)氷鬼
毛深い大男との決着がつき早一日。
毛深い大男の死体の前にいる。
毛深い大男の死体は、寒い洞窟内に在るため腐りは、していない変な虫や、蛆蟲もいない、まあ、一日そこらだしね、血も氷づき死後硬直もしっかりしている。
あらかじめ、竹槍はちゃんと外している。
ここからは、実験してみたい事がある。
目の前の死体に魂を与える事だ。
僕は、息を大きく吸いそして、吐き出す。
心を落ち着かせる為に深呼吸してそして、目の前の死体にその能力を使う。
その死体は、しばらく動きはなく失敗したかと思ったがそうではない、まず両目がギョロリと開き、手の指が動く、そのまま、ギョロついた目で、自分の両手を見ている。
そのあと両手を自分の顔に押し当てて自分の顔を確認しているようだ。
肘を地面につけ、起き上がる。
「ご、御主人様どうぞ、よろしくお願いします。」毛深い大男
会釈しながら毛深い大男ゾンビは、喋りだしたしかもわかる言葉で。
「う、うんよろしく」
それから毛深い大男ゾンビに色々と話しをした。
まずは、前世の記憶があるかだが、ぼんやり覚えている程度だそうだ。
この辺の地理は、分かるそうだ。
それから、狩りが得意なのと皮剥ぎができるそうだ。
それと毛深い大男は、もともと移住村民らしく村の移動に取り残された人らしい、洞穴で寝ていたらそのまま移住するタイミングからずれだれも起こしてもらえず1週間後くらいに気づいたらしい。
数年に何回かは、そういう事がある種族らしい、種族は、オーガ、氷鬼らしい。
頭には、小さな角みたいなオデコが膨らんでるようなちかうようなかんじのがそうらしい。
むしろ鬼には全然みえないむしろデカイドワーフと勘違いしそうだ。
鬼と聞くと赤鬼、青鬼、黄鬼と信号機みたいないろの鬼を想像していたが普通に肌色は、すこし白いがなんら普通の人間種とかわらない。
むしろ、僕の肌の色が黒い方がこの雪国では、目立つむしろ、毛深い大男は、僕がオットセイと間違えて捕らえたらしい。
それで女と分かったら発情したらしい。
それは、いいとしてもともとの名前は、あるか聞いたら、ギルガランだそうだ。
だからそのままギルガランにして、ギルガラン含め数体のスケルトン達のチームで狩人チームを結成させた。
僕はこの辺りに木を創り外に出てもいいように少しづつ自領を増やす計画だ。
これで少しでも早くこの寒い地域からの脱出したい。
ただし、凍逆は、この寒さがすきらしい。
流石は氷鬼である凍逆だ。
僕は、厚着をする他今は、方法がない。




