(373) 服作りでの恐怖体験
氷の壁を掘り進む、その過程で部屋は、温まり過ごしやすい。
そして、僕はところどころにハーブを咲かせ部屋をい〜ニオイにした。
かなりやすらぐ。
抜群なアロマな効果だ。
後は、最近服作りにはげんでいる。
始めは、大きい葉を服にしてたのと毛革を羽織る形だった。
それだと凍逆は、裸のままでかわいそうだからせめて凍逆の為に服を作ってあげたくなった。
まずは、あらかじめ作っていた麻、米、麦、竹を使うはずだとは、思っていた。
ゴブリン達は、確か麻を使っていたような気がしたので見様見真似で麻を選択。
5mは、ある麻を使用結構細長いもんだと感心。
それをスケルトンに石の剣で切回収。
4体のスケルトンで大石を持ち上げ、その下に麻を敷いて潰しを繰り返し、その繊維質を取り出し裂きなるべく細くしネジネジ、糸を作る。
ちょっと餅つきにも似た光景だった。
こまかくは、作り方を教えてもらっていないので、自信がないのと色々やり終わってからの内職だからかなりつかれる。
あとなかなかまとまらず、大変だ。
少し経ったある日ふと気づいた事がスケルトンに魂入れて裁縫特化や鍛冶特化のスケルトンを作ればいいんじゃと思い出す。
今までは、指揮系統が強く武力高めな魂を選択していたが、今は、違うまず農業、そして鍛冶、その後衣類だ。
けれどここは、寒いので服だ、まず服だ。
もとは男だが、今は女だ裁縫ぐらいおぼえてやる(先生付きで)。
って事でスケルトン召喚、その後魂を入れる。
この行為は、なるべく朝やる、朝と言っても起きたときだ、MPが回復状態じゃないとなかなか辛い。
このあとも作業が残っているからだ。
まあ必ず成功するかは、試した事はないが魂入魂。
するとなんだかいつもと違く。
「ん、んーーっ、な、んー」
手からかなりMPが吸われる。
「あ“あ“、あ、る、じ様」ゾンビ
「い、いやーーち、ちかよらないで!!」
僕は、叫んだその恐ろしい姿に、女らしく叫んだ、実際に見たことがない空想の生物ゾンビに。
片目がえぐれもう片目は、瞼がなく口も片方の顎が外れているのか半開き、髪も雑に生えていて、いたるところ骨がむき出しだ、ただ上下共にボロいが服着ていて、靴もきちんと履いている。
「す、すみません主様」ゾンビ
ゾンビは、普通に話してきた。
恐いけど、その姿をまじまじみると、ボロボロの服には、日本語で海人と書いてあり、靴にはレ点みたいなマーク、しかもスニーカーだ。
この世界では、初めて見た元の世界の文字にびっくりした。
「う、うごかないです、少したっってて」
「はい!主様」ゾンビ
僕は、そのゾンビを触れることなくしらべる。




