(354)フレイと秋刀魚と鯵
「クゥー」(ママお帰り)フレイ
(ただいまフレイ)
「クゥ~」フレイ
フレイは、大きな顔を僕に擦りつけてきたので顔を撫でであげた。
フレイを待たせ過ぎたからしばらくは、海でフレイと行動しよう。
フレイは、僕を乗っけて海を泳ぐのが好きだからね。
「クゥー」(ママ凄いコイツら凄い面白い)フレイ
「.......」(フ、フレイ様追っかけすぎっあります。)秋刀魚
「まだまだ今日は、魔力有るからいっぱいあるから実験、実験」
「.......」(アリア様こ、これ以上は、私でも制御が・・・)秋刀魚
「大丈夫、大丈夫もう一体秋刀魚と同じ魂付を出すから先輩として頑張れ秋刀魚」
「.......」(は〜⤵、分かりました頑張るであります。)秋刀魚
ん〜次は、形で名前を付けないようにしよう、いやむしろこの際突き通した方がいいか〜、ん〜突き通そう。
そう思い、鯵にした。
そもそも魚の骨でもスケルトンは、できないか模作してみたところ、見事にできてしまったのが発端だった。
魚骨は、ネクロマンサーの能力がある僕の言う事は、聞いてくれるが、フレイの言う事を聞いては、くれなかったからだ。
始めは、フレイと海で遊んでたんだが
陸地に上がった時に魚の死骸が海にプカプカ浮かんでいたので腐ってそうだったしなにかにつかえればとネクロマンサーの能力を使ってみた結果魚骨の出来上がり。
魚の骨が優雅に泳いでるのを見て楽しんでいたが、数が多い方が良いかなと思い、沢山魚骨をだしたらその整った泳ぎに集中して、見入ってしまった。
ただ、フレイでは、操れないので一番目についた長細い魚の骨に魂の種を使い、様子をみた。
その結果、その魚骨だけ僕の前で飛び跳ねていて後の魚骨達には、指示は、出せてないようだった。
やはりチュウ助達同様名を付けなければ成長しないみたいだ。
まるで、名前と魂の種は、セットのようだ。
そこで、その魚の骨が長細く刀の様に靭やかに鋭そうだった為秋刀魚と名付けた。
秋刀魚は、意思を持ち念話すら出来る個体へと変貌を変えた、その秋刀魚は、見た目は、飛魚のようにしか見えない横ビレが長くそれこそ刀のようだった。
一種の二刀流みたいな。
魚骨の操れる数は、だいたい40匹程度だ、大きさなのか、個体の強さなのか分からないが40より多かったり少なかったりする。
なので今現在70匹の魚骨がいても全て操りきれないのでもう一匹鯵さんをだしたわけです。
鯵は、鯵で、頭に石でも取り付けているみたいな魚骨になっていた。




