(348) 外壁民
今広場に逃げて来た人達が集まっている、127人全て褐色がいい人達だ、勿論僕より黒い人もいる。
もう、ここに集まっている何人かには、この村がゴブリンの村だとばれている。
ここに着くまで魔物から何人もがゴブリンに助けられているからだ。
フードでは、流石に隠しきれなかったみたいだ。
人達は、ざわめきだしていた。
「どん!!」
812番は、地面を槍で叩いて大きな音をだす。
小さなクレーターの出来上がりだ。
「静まれ!!」812番
「あ、あの、皆さんようこそ、ここは、ゴブリンの村です」
僕は、少し足が震えながら話し始めた。
大勢の中話すのは、なんだか恥ずかしい。
あと、僕が話した方がゴブリンより良さそうだからだ。
「ざわざわ」
「ま、まずは、皆さんお食事を食べてからお話しましょう。」
まずは、腹が減っているとまともに話しも聞いてくれないと思い沢山の食事(主にパンと果物)を出し食べてもらうことにした。
ゴブリンからの食べ物だから誰も食べないかもと思ったが、僕らが沈黙するほど人々は、我先に食事を取り合って食べている。
す、凄い迫力だ。
皆お腹いっぱいになった頃再び話し始める。
「皆さん、ぼ、私は、この村をもっと発展させたいのです、その為人族の力を貸して下さい。」
「え!」人達
「わ、私達は、人族と貿易や、国の内情などをしりたいのです、この村の民になって働いてくれませんか?勿論衣食住は、こちらで用意します。」
「お、俺達を食べるんじゃ」男
「そ、そんな事は、しませんただ協力出来ないと言う人は、出ていってもかまいません。」
「飯が食えるなら」男
「あ、あ、そうだよな」男
「もう、あんな所」男
「出て、行くもんか」男
っと言う事で、誰もこの村から出る者は、いなかった。
って事は、王国の壁の外の人達は、皆、懐柔できるのではないか。
しかし男が多いな、大人の男が98人、大人の女が11人、子供男15人、子供女3人だ。
皆ガリガリに痩せている。
まあ、それとゴブリン達には、逃げた人達は、殺せと命じては、いたが大丈夫であった。
やはりなるべく情報は、隠したい。
それと人達の使い方だが多くは、この村で人族の村アピールしてもらう班と壁の外の人達をこの村へ勧誘する班自給自足出きるように魔法の訓練する班、剣術や槍術など自衛を強化する班、そして僕の国の広域壁化。
僕は、やはり自動的に誘惑するフェロモンを出してしまうみたいだ。




