(346) 未完成のゴブリン村、到着
僕達は、ようやくゴブリン村に着いた。
規模的には、村と言うより街みたいに広く作ってある。
1日では見て廻れないな、って位広い。
正方形状の二階建て建物がそこらじゅうに並んでいてかなり整備たれている。
まあ、村に着いて直ぐに、この村の村長(仮)に出迎えてもらった。
村長は、222番のホブゴブリン身長は、僕より少し高い170cm位、能力的には、少将の地位を付与されているゴブリンだ。
222番は、この村全体の長でこの他にもゴブリンリーダー3体を軸にしているらしい。
十字状に広い道路、4分割に別れた建物区で分かれている。
その一区222番が管理している区画、四階建の建物に案内され寛ぎながら話を聞く。
因みに王国の方を見るとこの建物から見える。
ただ、横一直線状に壁で奥の国が見れない。
しかし、壁の辺りには、人が沢山暮らしているらしい。
僕の視界からでは、分からないが。
そして、いまだにこの村には、誰も近づかないように火の魔法で陽炎を作り近づかないと見えないようにしている、ただ夜は、灯りなどでバレるのではと思ったが夜は、夜目が効くので灯りなしで平気だそうだ。
ただ穴は、あり少しの時間は、見えるそうだ。
当初の予定では、村で地下に畑などの予定だったが、やはり街だね。
この一区を見せてもらったが、この一区は、ゴブリン達の住民区になっているそうだ。
地下にも行ってみたが、地下は、地下で凄い事になっていた。
地下には、畑が広がっていて果樹園まであるかなり広い空間に疑似太陽、地下なのに明るい。
凄く気になったので、あの疑似太陽は、どうやって作り出したのか聞いたところ、雷石と言う石から放電して、灯りを照らしているそうだ。
雷石は、作り出せるみたいで、魔物から出る魔石に雷撃の魔法をかけ続けたら放電し始め発光したそうだ。
たまに消えるみたいだが魔力をその石に注ぐと同じように光始めるそうだ。
光陽石と違いかなり広い範囲に明るさが保てているが、少しバチバチ音が聴こえるのと触ると感電してしまう事だ。
ゴブリンメイジが何体か犠牲になったがポーションを持たせていたため、皆無事らしい。
地下施設は、ゴブリンメイジが地上施設は、ホブゴブリンがおもに働いている。
まだ内装が全然作られてない建物が多いそうだが見た目は、もう街そのものには、完成されている。
222番が僕の為にと一階に大浴場を作ってくれていた。
温度は、かなりのぬるま湯にしてもらい僕は、サアと一緒にお風呂に入る事にした。
やはり砂漠の大陸暑い、汗は、流したくなる。




