(343) アリリャ様
「さぁ、遊んでおいで」
「うん!!ママ」ゼロ
「う、うん…」黑護
「ん?どうしたの」
「いや、ママは人族に優しいから少し心配なだけ」黑護
「そうかなぁ?大丈夫だよ護衛のゴブリン達もいるしここら辺の探険でもして面白い物でも探して見して、ね」
「うん!!ママ持ってくる。」ゼロ
「わ、わかった。」黑護
「ちゃんと水分は、採りなねあと遠くに行きすぎないこと」
「はーい!!」黑護、ゼロ
子供達とは、朝のミルクタイム終わりに話をした。
今日は、捕まっていた女達と少し話がしたかったからだ。
こないだは、直ぐに話をできる状態ではなかった。
何故かと言うと女達は、襲われ続けていたゴブリン達に孕まされていて、産ませてからじゃないとと言うのとあの時既に放心状態で言葉もろくに喋れないと言う判断にいたったからだ。
あの状況を見ている僕だからこそわかる。
あの女達の辛さがだから一週間待ってあげた。
「母君様連れてきました。」119番
「通しなさい」
「は!!」119番
僕は、椅子に腰掛けながら女達を見る。
「くっ」女
僕の左右には、ゴブリンの中でも強い24番と11番が僕の側にいる、それとこの部屋には、119番を含め9人のゴブリン達、女は、逃げる事も戦う事も不可能な状態だ。
「ん~まず初めに名前は、君達の名前を教えてくれないかな。」
「うるせぇ・・・う"ぅ」女
「あ、わ、私は、サア」サア
女は、飛び掛かって来そうだったが首の縄を引っ張って静止させた。
もちろん手錠は、してある縄だけど。
「や、やめて、マルラもう、あんなのは、やなの」サア
「はぁ、はぁ、どうせ殺されるんだサナド達みたいに」マルラ
「わ、私だけでもた、助けて下さい」サア
「サア、モンスターに言っても無駄だ!!」マルラ
「必要以上喋るな」11番
「うる・・・・う"ぅぅ」マルラ
サアは、頷いている
マルラに起こった事は、僕の目では、追えないけどいつの間にか11番がマルラの腹を蹴っていた。
「だ、大丈夫なの??」
「は!!大丈夫です、母君様手加減は、してますので」11番
マルラは、あっ、あ、と言いながら腹を押さえウネウネしている。
「ま、まあ、サアとマルラね、あなた達は、何でここを襲ったの?」
「た、助けて下さい、助けて下さい黒いエルフ様」サア
「ぁ、あ」マルラ
ギロっとゴブリン達は、女達を威圧するように睨む。
「わ、私達は、よ、傭兵団で、ここでは、珍しいゴブリン達が巣を作り初めている噂を聞いて、と、討伐に・・・・」サア
「そうなんだ」
ここでは、ゴブリンは、珍しいんだ。
「おい!お前にも聞いているんだ!!母君様は」779番
「うぅぅぅ」マルラ
779番は、マルラの髪を引っ張り顔を僕に向けさせる。
そこまでしなくてもーーーーー
「いや、大丈夫だ779番下がれ」
「は!!」779番
「くっ、こ、殺せ」マルラ
だめだこの女は、僕はマルラと言う女を諦めた、話にならなそうだからだ。
11番に耳打ちしこのマルラは、ゴブリン達の慰め物決定でひとまず出ていってもらった。
サアは、再び連れ出されるマルラを見て更にガチガチになっている。
「あ、そうそうサア、僕の名前は、アリアだからよろしく。」
「は、は、は、はい、アリリャ様」サア
サアは、緊張し過ぎて噛んでしまった。
それを見逃さないゴブリン達
「ひ、ひぃーーーーー」サア
サアの下半身からは、ある意味聖水が漏れでて水溜まりを作った所で今日は、一度お開きにした。




