(337) フレイヤ
「ママ、ママ」ゼロ
「ママもう大丈夫なの?」黑護
「うん、大丈夫」
「クゥ~」(ママお腹空いた。)息子
「はい」
僕は、服をたくし上げ胸を露にする。
「や、止めろ!!、ママを食べるな!!」ゼロ
「クゥ、クゥ」(い、痛い、痛い)息子
「ゼロ、大丈夫、大丈夫だから叩いちゃだめ」
確かに僕の胸を片方丸かじりしてる様にみえるな、しかも牙は鋭いしね、初めは、僕も怖かったよ、胸が息子に齧られるとでも噛まれているのに胸には、傷や痕などなく、母乳だけ搾られるだけだった。
ちょっとくすぐったくは、あったね。
「そうだぞ、ゼロ弟は、叩いちゃ駄目なのだ!!」黑護
「え!、僕や兄ちゃんとぜぇんぜぇん似てないよ」ゼロ
「クゥ~~、クゥ」(ママこいつだれ、嫌い)息子
「ん~お兄ちゃんだよどっちも」
「クゥ~」(黑護兄ちゃんは、ママと同じだけどこっちは、違う別の感覚がするよ。) 息子
そんなんがあるのか!!感覚でわかるのかしかも黑護の事は、わかってるしね。
「ママ多分ゼロは、言葉わからない」黑護
「兄ちゃんは、言葉解るのカックイイ」ゼロ
「えっへん!!」黑護
「ママ名前は、ないの?」ゼロ
「そうだね」
「フレイヤがいい」ゼロ
フレイヤかぁそれは、女ぽいからかわいそうだな、男の子だしね。
「どうして?」
「なんとなく熱さがないから、火の矢みたいに強くって意味で」ゼロ
「ん!?」
「見てて、フレイヤーーーーー」ゼロ
「ば、ゼロダメ」黑護
ゼロが壁に指差しフレイヤと言ったら凄いスピードで炎の矢が壁を貫き外の木をも何本も倒していった。
まるで、炎と言うより稲妻みたいだった。
「え!えーーーーー」
「クゥ」(ママ、ママ恐い)息子
「バカ、ゼロここでは、ダメだよ、しかもママには、今度見せるって言ってたじゃん」黑護
「ごめん兄ちゃん」ゼロ
な、なに、あの技ま、魔法なの?強すぎない、ダメでしょう。
「ゼーロー、ダメでしょう!!あんなの勝手に撃っちゃだめ、誰かに当たったらどうするの怪我じゃすまないよ、今のは、だめ絶対わかった?」
「ぐす、ご、ごめんな、さい」ゼロ
僕は、ゼロに急に大声で怒鳴ってしまったから、びっくりしてゼロは、泣いてしまった。
「クゥ」(恐いよママ)息子
しかも強力すぎでしょ、だ、大丈夫だよね、誰にも当たってないよね。
(アニ、今のみた?)
(マーマ、見ては、ないけど木が7本も折れてたよ、火は、ちゃんと消したから大丈夫、家の方にも土魔法使えるの向かわせてあるから直ぐなおせるよ。)アニ
(ありがとう)
「ゼロ、ちゃんと反省しなよ、それと黑護お兄ちゃんなんだからゼロの面倒とフレイの面倒はちゃんとみてね。」
「うん!!」ゼロ、黑護
「クゥ」(ママミルク)フレイ
僕は、この子にフレイヤではなくフレイと名付けた。




