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ダークエルフの大家族   作者: zeiru
第六章 砂漠の精霊
336/401

(336) アザラシ!?

その卵は、藁にくくまれていた。


あ、あれを産んだのか。


その卵の大きさは、1メートル位あった。


僕は、ステータスを確認、甲虫類が3、ゴブリンが23、リザードマンが0、魚類が2、蛇が0、魔族が0になっている。


ん~どんな子供が現れるか見当がつかない、猫は、減ってなかったしね。


Autoボタンまじやばすぎだな。

でも確かにゴブリンと魔族は、哺乳類みたいなもんだし、それ以外は、卵になる理由は、なんとなく理解できる。


「ママ」黑護


「ん!?」


ドアの影から僕を見つめる視線。


「ぉぱい」ゼロ


「ママ僕も」黑護


「はいはい、いらっしゃい。」


僕は、黑護とゼロをベッドに上げミルクを与える。


しかし、ご飯より僕のミルクを選ぶなんて、僕の子供達は、皆乳離れがなかなかできないなぁ、アニですらたまにミルクを求めてくるしね。


いやいやいや、それより卵、いつ孵化するんだろう。

陸上でいいのかな?それとも海水?淡水?このままでいいのか不安だ。


ん~レアやアビーヒは、多分お腹から産まれたけど、ん!?確かカイリは、ズボンに引っ掛かりながら卵ででてきたとカズアが言ってた気がするからこれで2体目の卵になるのかな、そうだなしかしカイリの時は、目覚めた時には、幼虫の姿でいたしな。


「!!あらあら、寝ちゃたね」


「スースー」ゼロ


「ママ」黑護


「ありがとう」


だいたい、いつもミルクを飲んだあとは、黑護が僕の肩を揉んでくれる。


いや~最近何もしてなくても肩がこるから、たすかる。


そして、1日、2日、3日、一週間、が過ぎそれでも卵は、孵化しない。


そして、1ヶ月朝起きておはようのキスを卵にすると。


「パキ!!」


「え!、み、みんな」


卵にヒビが!!


「パキ、バキバキ」


「母君様」左ゴブ、右ゴブ


「でてくる、でてくる」


「ゴト」


卵が横に倒れた。


僕は、卵から一歩下がり卵を自分で割って出てくるのを見守る。


僕達が卵の殻を割るのを手伝ってもいいんだが自分の力で出てもらいたいと皆には、伝えていた。


ごそごそと動く卵、至る所にヒビ、ヒビが入ってから一時間位になる、朝食を食べるのも忘れまじまじ卵を観賞する。


パキパキっと殻が散らばりその中身が(あらわ)になってきた。


色は、緑色

体は、アザラシみたいな体

まるで、ワニがアザラシみたいな形になったみたいな生物だ、しかも出っぱた口、鼻と上顎の当たりから髭が垂れている。


角があればドラゴンだな。

牙は鋭い感じにぎっしりだ。


僕の勘だとリザードマンやゴブリンみたいな人型と思っていた。


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