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ダークエルフの大家族   作者: zeiru
第六章 砂漠の精霊
321/401

(321)探索チームの帰還

その日、探索チームが帰って来た。

5日の旅だ、人数が3人になって戻って来た。

代表として、ピカピカだけ、来てもらい報告してもらう為集会所に来てもらった。


集会所と言っても外だ!!、何故かと言うとアニが居ないとなんかあったら本末転倒だからだ!!


アニよりも大きな岩を背にして、アニの前に黑護を抱いた僕


そして、ピカピカが入ってくる、この空間に。


「今帰りました、黑護様。」ピカピカ


「話せ!」右ゴブ


()ゴブは、僕達に涼しい風を送ってくれてる元小ゴブリンだ。


「はっ!、あっちの方角に進んだ所、沢山のしょぱい水が見えないほど在りました。」ピカピカ


「それ、海だよ!!」


「う、海っ、と言うのですね、しかし、かなりしょぱい海でした、飲んだら余計に水が欲しくなりその場で水袋が一つ空になってしまうほどに」ピカピカ


「海水は、しょぱいからねでも塩分が取れるから欲しいね」


「ここから2日歩いた所に、在りました。」ピカピカ


「それで、何で三人しか戻ってきてない」左ゴブ


()ゴブも右ゴブと同じだ!!


「そ、それは、カチカチっと地中から音がしたかと思ったら、黒く鋭い顎を二つ持った化物が飛び出してきてゴゴブとザゴブを半分に、咄嗟(とっさ)の事で何がなんやらで」ピカピカ


「ありが」


「それで、他には?」左ゴブ


同時に話してしまった。


「失礼しました、母君様」左ゴブ


「ううん、ごめんなさい」


「はっ!、その化物は、長細く脚が沢山あり、口を鳴らしながらゴゴブとザゴブをムシャムシャ食べている間やにスーゴブとムーゴブが魔法を使い(そり)の帆に風を送り飛ばして戻って来てしまいました、私達では、あの化物には、とても、とても勝てそうもなく。」ピカピカ


ピカピカは、頭を黑護に下げながら。


「それでは、次は、26人で行ってもらう、ピカピカをリーダーにしてだ、見事驚異を倒し戻ってこい。」右ゴブ


右ゴブは、僕が話すか、間を置いて話していた。


「し、しかし」ピカピカ


「お前を少将にする」アニ


「大将!!、任命ありがとうございます」ピカピカ


僕からしたら見た目があんましかわらない。


しかし恐ろしい事に、黑護の小ゴブリン召喚は、日に日に能力が高くなっている気がする。


魔法が強力な者、畑を増やし食料を沢山出す者、木の枝で、水探しの尻尾を倒す者!


それに、穴を掘り鉱物を取りに行く者や、その鉱物を剣や鎧を作り、始める者、(まだ完成は、してないけど。)植物を使い衣類や袋、樽や縄、かなり便利。


もう、国になり始めてる感じがしてしょうがない。



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