(310)謎の火
そして、楽しい日々は、すぐに失われた。
「は~い、たいちゃん寝ましょうね。」
「うぅ、あ、」怠驢
「はいはい」
僕は、たいちゃんの頭をを撫でながら、眠りにつかせる。
「す~、す~」怠驢
これが毎回のルーティンだ!
「よしよし」
今日もたいちゃんは、天使な顔でぐっすり寝ている。
「ふぁ~、僕も寝よう」
たいちゃんは、眠ると朝まで起きない、はじめのうちは、夜泣きは、あったけど今は、全くない。
だから僕は、楽だ、しかしなにかあると嫌だからその時は、起こしてくれる。
なのでたいちゃんとは、別の部屋で最近は、寝ている。
まあ、夜の間は、侍女達と衛兵さん達がちゃんと見回ってくれている。
なので、安心して寝れるのだ。
「ん!」
僕の部屋は、高い位置にあるので場外も見渡せる。
「何あの明かり、火事か?、ねえエデールダ」
「は!、何か有りましたかアリア様。」エデールダ♀
僕は、部屋の外に居る衛兵、エデールダを呼んだ。
「あれ、火事かな?、また!」
「本当ですね、なんでしょう。」エデールダ
「ん!!なんか近付いて来てない。」
「確かに、しかしここまでは、無理でしょう、粉戀様も居ますし、それに、鼠嵐様がいますしね。」
火の滑走路見たく点々とこちらに近付いて来ているように、みえる。
「なんだか綺麗に点々と」
城の門で急にでかい火柱が上がった!
「わ!」僕とエデールダ
その柱は、僕が居る部屋まで飛んで来ようとしていた。
「アリア様下がって下さい」エデールダ
「う、うん」
「あ"ぁーーーーーー」エデールダ
それは、一瞬だった、窓ガラスが割れたと思ったら、エデールダが炎に包まれていた。
「あ、あ」
エデールダは、直ぐに黒焦げの死体になった。
僕は、尻餅をつき、目の前の人物に話かけられる。
「はぁ~、キサマか、確黯と同じ化物を産み出した奴は。」???
「え、あ、はぁ」
だれコイツ、なに、なんなのたいちゃん、たいちゃんを守らないと。
思考が直ぐたいちゃんにいく。
その人物は、炎と体が一体化したみたいな体、小太りな、子供みたいだ。
「お前には、来てもらう」???
「わかった、わかったから、もうころさ」
「アリア様!」衛兵達
「失せろ」???
その瞬間、僕を助けに来た衛兵達は、エデールダと同じように黒焦げ死体になった。
「や、やめ、やめて、もう、や、めて」
「アリア様!」粉戀
だめだ、雰囲気でわかるコイツは、ヤバイとレイム以上だと
「次から次と」???
「くっ」
粉戀の服が燃えると粉戀は、服を破って捨てた。
「ほぉ、少しは、できるのか。」???
「はぁ、はぁ、アリア様の盾ですから、アリア様逃げれますか?」粉戀
「ご、ごめん」
「ふふ、いいんです、一秒でも生きて下さい。」粉戀
炎の子供前に粉戀は、立ち腰が抜けて動けない僕を下着姿の粉戀は、どうどうとした姿で敵と対峙する。
「おい、おい、勘違いすんなよ、俺は、そいつをさらいに来ただけだ、邪魔するなら死ね」???
「ま、待って、待って行く、行くから粉戀は、粉戀は、助けて」
「ありがとうございます、でも無理ですアリア様、アリア様を守る為に私がいるのです。」粉戀
「はぁ~」???
タメ息をはいた瞬間、粉戀は、蹴飛ばされ飛んでいった。
得たいの知れない奴に手を掴まれた、その手は、炎で燃えていたが、熱くなかった。
「ア、あ」粉戀
「粉戀僕は、大丈夫だから、たいちゃん、たいちゃんを」




