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ダークエルフの大家族   作者: zeiru
第六章 砂漠の精霊
310/401

(310)謎の火

そして、楽しい日々は、すぐに失われた。


「は~い、たいちゃん寝ましょうね。」


「うぅ、あ、」怠驢


「はいはい」


僕は、たいちゃんの頭をを撫でながら、眠りにつかせる。


「す~、す~」怠驢


これが毎回のルーティンだ!


「よしよし」


今日もたいちゃんは、天使な顔でぐっすり寝ている。


「ふぁ~、僕も寝よう」


たいちゃんは、眠ると朝まで起きない、はじめのうちは、夜泣きは、あったけど今は、全くない。


だから僕は、楽だ、しかしなにかあると嫌だからその時は、起こしてくれる。


なのでたいちゃんとは、別の部屋で最近は、寝ている。


まあ、夜の間は、侍女達と衛兵さん達がちゃんと見回ってくれている。


なので、安心して寝れるのだ。


「ん!」


僕の部屋は、高い位置にあるので場外も見渡せる。


「何あの明かり、火事か?、ねえエデールダ」


「は!、何か有りましたかアリア様。」エデールダ♀


僕は、部屋の外に居る衛兵、エデールダを呼んだ。


「あれ、火事かな?、また!」


「本当ですね、なんでしょう。」エデールダ


「ん!!なんか近付いて来てない。」


「確かに、しかしここまでは、無理でしょう、粉戀様も居ますし、それに、鼠嵐様がいますしね。」


火の滑走路見たく点々とこちらに近付いて来ているように、みえる。


「なんだか綺麗に点々と」


城の門で急にでかい火柱が上がった!


「わ!」僕とエデールダ


その柱は、僕が居る部屋まで飛んで来ようとしていた。


「アリア様下がって下さい」エデールダ


「う、うん」


「あ"ぁーーーーーー」エデールダ


それは、一瞬だった、窓ガラスが割れたと思ったら、エデールダが炎に包まれていた。


「あ、あ」


エデールダは、直ぐに黒焦げの死体になった。


僕は、尻餅をつき、目の前の人物に話かけられる。


「はぁ~、キサマか、確黯と同じ化物を産み出した奴は。」???


「え、あ、はぁ」


だれコイツ、なに、なんなのたいちゃん、たいちゃんを守らないと。


思考が直ぐたいちゃんにいく。


その人物は、炎と体が一体化したみたいな体、小太りな、子供みたいだ。


「お前には、来てもらう」???


「わかった、わかったから、もうころさ」


「アリア様!」衛兵達


「失せろ」???


その瞬間、僕を助けに来た衛兵達は、エデールダと同じように黒焦げ死体になった。


「や、やめ、やめて、もう、や、めて」


「アリア様!」粉戀


だめだ、雰囲気でわかるコイツは、ヤバイとレイム以上だと


「次から次と」???


「くっ」


粉戀の服が燃えると粉戀は、服を破って捨てた。


「ほぉ、少しは、できるのか。」???


「はぁ、はぁ、アリア様の盾ですから、アリア様逃げれますか?」粉戀


「ご、ごめん」


「ふふ、いいんです、一秒でも生きて下さい。」粉戀


炎の子供前に粉戀は、立ち腰が抜けて動けない僕を下着姿の粉戀は、どうどうとした姿で敵と対峙する。


「おい、おい、勘違いすんなよ、俺は、そいつをさらいに来ただけだ、邪魔するなら死ね」???


「ま、待って、待って行く、行くから粉戀は、粉戀は、助けて」


「ありがとうございます、でも無理ですアリア様、アリア様を守る為に私がいるのです。」粉戀


「はぁ~」???


タメ息をはいた瞬間、粉戀は、蹴飛ばされ飛んでいった。


得たいの知れない奴に手を掴まれた、その手は、炎で燃えていたが、熱くなかった。


「ア、あ」粉戀


「粉戀僕は、大丈夫だから、たいちゃん、たいちゃんを」



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