(303)重装備VSカイリ
とある日の昼時に事件は、起こった。
「ドン!!」
「な、なに!?」
凄まじい音がした。
「ア、アリア様戦闘です。お逃げ下さい」蓮密
「で、でも子供達が。」
「大丈夫です、アリア様より先にもう逃げてます、それより早くいきますよ」蓮密
「ほ、本当だ速い」
子供達は、素早く避難していた。
習性なのか、親の教えなのか素早い対応だ!これなら、僕も気にせず逃げられる。
「アリア様失礼します。」蓮密
「う、うん」
僕は、蓮密に、お姫様抱っこされ逃げる。
音がする方向より遠くへ。
まあ、レイムが負けるはずがないし、アニやレアやカイリもいるから、気にする事ないはずだがこんな大きい音がするのは、初めてだ。
なにと闘ってるのか心配だ。
僕のお腹が大きくなってるから蓮密も慎重に走ってくれてる。
いつもの様に子供達と遊んでただけなのになんなんだ!
僕達は、森に入り身を潜める。
「グオオオォォーーーー」レイム
レイムの咆哮が聞こえた。
レイムが竜化したのだろう、それほどの相手なのか?
「お身体は、平気ですか?アリア様」蓮密
「大丈夫、それより皆が心配、蓮密様子を見てきてくれない?僕は、ここで隠れてるから」
「アリア様それは、無理ですレアさん達は、心配ですがアリア様に万が一の事があってからでは、どうしようもないので、離れませんし、お腹の子も心配です。」蓮密
「そうかぁ」
「そんな顔をされてもダメです、離れません」蓮密
「キャァァーーーーー」女
「ドスン!!」
凄まじい音それに地面が陥没するほど飛ばされて来た人?
「カチカチ」(なかなか硬いな、この剣で斬れないなんて頑丈だな)カイリ
「ク、な、なん、ケホ、なんてデタラメな強さ。」女
その姿は、何とも重そうな全身鎧しかし、カイリの強力な一撃で正面は、斜めに深く凹んだあとがある。
「カチカチ」(ママ、ゴメン侵入者を入れてしまった、レイム兄ちゃんが敵の親玉と闘っているけどなかなかそいつも強く苦戦してる。)カイリ
(カイリは、大丈夫なの?)
「カチカチ」(大丈夫コイツタフだけどもう少しで仕留められるからアニの応援に行く予定なかなか今回の奴らは、手強いね)カイリ
(そう、気をつけてヤバそうなら、逃げてね)
「カチカチ」(ありが!!)カイリ
「ま、まって、まって下さい」蓮密
いつのまにか、カイリの前に立ちはだかっていた。
「ど、どうして蓮密」
「カチカチ」(どけ)カイリ
「カイリさん、言葉は、解りませんが止めて下さい。」蓮密
「ど、どうして蓮密」
倒れている鎧の人物の頭部鎧を蓮密が外した。
「カイリ待って、その人僕がお世話になった人なの!」
その人物は、僕が知っている人だった。