(299)牧場見学3
「え、えっと、この子達どうなるの?」
「ぷーぅ」(今は、島の調査や、見廻りに使ってるかな)レイム
「いやいやいや、そうじゃなくて、そ、その薬物中毒は、なおるの?」
「ぷーぅ」(ん~と、治るには、治るけどハーピィー族は、耐性が付かないみたいだから、治したとして、また、欲するよ)レイム
「族は?」
「ぷーぅ」(そう、鳥や、豚、魚人族とかはヤクッパ中毒にかからないし、ゴブリン達は、耐性がつく、人族や、エルフ族、ハーピィーなんかは、中毒になるけど、耐性は、つかなかった)レイム
た、試したのか?凄いな、ん!エルフ!!ラスラかぁ!?
「ラスラ、ラスラで試したの?」
「ぷーぅ」(ラスラ?、ん?、・・・・ラスラって何?)レイム
「ご飯食べた、所に居たエルフだよ」
「ぷーぅ」(あ~~、あれは、まだ使ってないよ)レイム
あれは、ってじゃあ他にエルフがいるってこと!?
「どうなってるの?」
「ぷーぅ」(えーとねママ、そう!、隣の部屋へ行こう)レイム
「わ、わかった」
レイムは、ハーピィーを用意してあった、縄で縛り柱にももう片方の縄をガッチリ縛った。
その後、そのハーピィーから、小さなスライムが耳から出てレイムへと戻って行った。
そのハーピィーは、気絶して動きを止めている、初めは、死んだのかと思ったが息をしていて、お腹の辺りが少し動いていたので生きている事がわかった。
そのあと、僕はレイムと隣の部屋へと入って行った。
その部屋に入った瞬間、異臭が漂ってきた。
臭いけど、僕は、嗅ぎ馴れた臭いだった。
そこで、目にしたのは余りにも酷いものだった。
そこに居たのは、妊娠している女性が3人、その他に女性が4人、エルフ族の女性が2人、皆裸で手と顔が出るように木で錠され、子ゴブリンに犯されている。
ここにいる女性全て疲れはて生気を失いかけてる。
「あ、あ、あ」
「ぷーぅ」(どうしたの?ママ)レイム
「レ、レイム、止めさせて、お願い、レイム」
「ぷーぅ」(わ、わかった、わかったから、ママ、ママ泣かないで)レイム
いつのまにか、僕は、泣いていた。
レイムは、子ゴブリン達を触手で女達から引き離し優しく押さえ込む。
女性達は、塞ぎ込み体はヘタっている。
「あ、ありがとう」
「ぷーぅ」(ううん、ママが嫌がるならさせない)レイム
この建物に、空き室がありそこで少し休ませてもらった。
休んでいる時に、レイムにあれは、何?って聞いたらゴブリン達は、小さい割には、手先が器用で働いてくれてるから、繁殖させて、村の為の労働力にするためと教えてくれた。