(290)鬼豆
「スーです、お母様」スー
「だってレア兄が作るご飯がおいしんだもん」カー
「スーちゃんね」
「カー、ママいるんだから」ピー
「そうだぞ、カー!ママーーーー」 レア
レアに抱きつかれた。
「あ、お母様・・・・」スー
レア、スーちゃんが引いてるぞ!
「まぁーーーーまぁーーーー」カー
「だれ?だれ?だれ?ま、ま、待って」
「ぷーぅ」(あ!)レイム
「カチカチ」(あ!)カイリ
「あ!」スー、ピー、蓮密、ゴブン、リブゴン、ラミア族達
「※§○$*ギィ!」ゴブブン、子ゴブリン達
「ドスン!!」
「痛たた」
「も~、カーいきなりなにするんだい」レア
「ん~ごめんよレア兄、ん!なんか温かい」カー
「もみもみ」
「おーレア兄のより柔らかくて、なんだか気持ちいい、これがママかぁ~」カー
「やめ」
「ごつん!!」
「痛ったーーーーなにすんだよピー」カー
「バカ、ママがいやがってんだろ」ピー
「お母様大丈夫?」スー
「うん、ありがとう」
僕は、スーの手をとり立ち上がる。
まあ、胸触られる位なら僕は、気にしないよ、しかもわざとじゃないし。
「ぷーぅ」(皆飯の時間だ!騒ぐのは、そのへんにして食うぞ!)レイム
「カチカチ」(さあ、ご飯だ皆食うぞ~)カイリ
「レイム兄が飯だからもう、落ち着いて飯食えって」レア
「はーい」ピー、カー
「はい、お母様レイムお兄様の所で食べましょ」スー
「う、うん」
「あ、アリア様」蓮密
「蓮密も行こう」
「はい!」蓮密
蓮密の目がなぜか輝いてみえた。
ラミア達が食事を置き終えて、皆地面に座り込み、いただきますっと言ったあと食事を始める。
「いただきます」
「い、いただきます」蓮密
「モグモグ」
「ん~」僕と蓮密
「美味しい、なにこれ」
「ぷーぅ」(今日は、レア達が作ったんだよ)レイム
「この大きい豆、お芋みたいにホクホクでしかもこの甘辛タレがさらに美味しい味わいを引き出してる、す、凄い」蓮密
「そうでしょ、そうでしょ、美味しいよね、鬼豆って豆だよ、かなりお腹いっぱいになるよね、カーがいっぱい育ててるから後で畑行くと面白いものが見れると思うよ」レア
「そうそう、僕が育ててるの、美味しいよね、美味しいよね、毎日これでもいいよね、塩だけでも、美味しいし、ケチャップも捨てがたい、しかしやっぱりレア兄が作ったこの甘辛たれ、もう最高だよ」カー
「たしかに凄いです、豆なのにお肉に引けを取らない美味しさ、食べれば食べるほど虜になる味付けソース是非、是非作り方を教えて欲しい」蓮密
「いいよじゃあ後で調理場においでよ」レア
「え!いいんですか?」蓮密
「行っておいで」
「ありがとうございます」蓮密
蓮密は、輝いた眼で僕とレアにお辞儀した。