(288)村になってる
「うわぁ~~凄い、凄いよ」
僕らは、住居に着いた。
そこは、もう、住居と言うより村、だな。
僕がいた家は、木造の丸太の家になっているし、他にも似たような家が何軒もある。
小川も整地されるし、畑も増えている。
ちょっと気になるのは、小さい洞窟が何ヵ所もあったが、そこから小さいミミアント達が出てきたので理解できた。
「ドスン!、ドスン!!」
「マーマ!、マーマが帰ってきた!」アニ
「オ、オカミサン!」ゴブン
「危ないです、アリア様」蓮密
すかさず蓮密は、僕の前に立つ。
「シッシッシッシッシ、なんだこの女、足が震えてるぞ、アニ!」リブゴン
「ア、アリア様には、指一本ふ、触れさせないぞ!」蓮密
「蓮密この子達は、大丈夫だよ」
「し、しかし、ゴ、ゴブリン」蓮密
「会いたかったよ皆」
「え、あぁ」蓮密
僕は、アニの側にいきアニの肩に乗り頭と言うか、顔を撫でた。
蓮密は、また硬直状態になってしまった。
「ギ※$○┏」ゴブブン
「$※*※ガ§▼」子ゴブリン達
「え!」
ゴブブンの後ろに子ゴブリンが7体いた。
「マーマ、大丈夫あれ、リブゴンの子供達、ゴブブンがしつけ、してるから平気。」アニ
え!あ、そうなんだ。
「それより、アニ、レイム様に会わせた方がいいんじゃないか?」リブゴン
「は!、そ、そうだった、レイム兄さんとこ、連れてく」アニ
「う、うん」
レイム様?リブゴンどうしたんだろ、と思いながらアニに返事した。
「オ、オカミサン、アノカタ、ドウシマス?」ゴブン
「蓮密は、お客様だから一緒にレイムの所に行く」
「※$┏§$ギィ。※*○」ゴブブン
「乗れ、連れていく」アニ
アニが手に乗れと出す。
蓮密は、恐る恐る、乗る。
「行くぞ」アニ
アニに運ばれてる中、蓮密に色々説明した。
一応この村のお母さん的存在だから、皆僕の事を母だと言っている事にしておいた。
蓮密も足の震えは、止まってたが蓮密は、僕が話してる事には、聞いてるか聞いてないかわからない返事しかでてこなかった。
そりゃそうだよね、化物見たいなアニの肩に乗って、知らない奴に会いにいくんだもん。
僕も気持ちは、分かるけどね、同じ様な目にあったから。
カイリ達は、先に行っちゃたしな、しかしレアがあんなんになっているとは、思わなかった。
しかし、本当にピーくんで良かったのかな、あのハーフエルフの子、もっと違う名前でも良かった気がしたけど、まあ、ずっとピーと呼ばれていれば馴れるのか。
レイム凄いな、僕が居なくなってから皆の指揮をとっていたと思うと流石長男と想うほどだ。