(287)真っ裸の天使
「バサッ、バサッ」
「敵!?」蓮密
「え!?」
僕と蓮密は、先ほどのハーピー身を構える。
「カチカチ」(あー、ぇーと、うん、ママ安心して)カイリ
「どおゆうこと?」
「またですか?」蓮密
(・・・・マ・・・・・・・・マ)
まただ、このハーピーなんなんだ?
ハーピーは、地上に降り止まる。
「ギシャ」
カイリは、ハーピーを一瞬で首を斬った。
地面は、血だらけ小さいミミアントが死体を運ぶ。
ハーピーの首から真っ赤スーパーボウルがカイリの手に向かって跳んでいく。
「カチカチ」(さあ、行こうママ)カイリ
何事もなかったかの様にカイリとミミアント達は、進む。
「あ、あ、アリア様ホントにな、な、なんなんですか?」蓮密
「ごめん蓮密僕にもわからない。」
「そ、そうですよね、す、すみません」蓮密
カチカチっと進む。
しばらく進むと僕も見慣れた景色になってきた。
「アリア様あそこに何者かがいます、お知り合いですか?」蓮密
「え!?どこ?」
「お帰りカイリ、そちらさんは?」少年?
「カチカチ」(ピー、ママだよ)カイリ
「ピー?」
「ママーーーー」ピー
ピーは、蓮密に抱きつく。
「え、え、ア!?」蓮密
「ママ会いたかった。」ピー
「・・・・」
「ア、アリア様ちが、違います、私の子じゃ」蓮密
「カチカチ」(そっちじゃない)カイリ
「え!?、ごめん間違えた。」ピー
「そ、そうでしょうね、ひぃ」蓮密
蓮密が急に青ざめた顔になった。
僕は、天使見たいな女にだきしめられた。
「ママ、ママだよね、良かった無事で。」天使?
「だ、だれ?」
「て、天使族」蓮密
「だれ?、違うよ天使族じゃなくて」天使?
「ボン」
白い霧とボンっと言う音と共に僕を柔らかく包んでいた者が硬く蟹の手見たいな鋏になった。
「レア、レアなの」
「キューキュー」(ママ、思い出してくれた。)レア
そう、その姿は、巨大な蠍と亀を合わせた様な姿だった。
「カチカチ」(兄さんこの島では、巨大化は、ダメですよ)カイリ
「キューキュー」(そ、そうだったな、つい、うれしくて)レア
「ボン」
又辺りに白い霧と音、何処かで見た光景だ。
「ママ」レア
「え、あ」蓮密
蓮密は、動けないでいる。
「ズルイ兄貴」ピー
「お前は!その狸とあそんでろ!」レア
「レアなんで分かるの?」
「俺も同じような能力持ってるからママ、妖蟲化?ってやつらしいよ。」レア
「レ、レアそれより、服着ようね」
巨大化したせいで真っ裸だ。
人間の体に背中から、羽が生えていて、胸がある。
女?って感じの顔、髪は黒、下半身は、男の物がある。