(286)住居に向かって。
「ええっと、このカイリ?でしたっけ、アリア様をさがしてここまで来たと」蓮密
「そうみたい」
「カチカチ」(ママ違うよ)カイリ
「え!?どお言うこと?」
「カチカチ」(ママここは、僕らの島の裏側だよ、ママがしばらくいない間皆で島を改造してたんだよ)カイリ
「え!?ここ、僕らの島だったんだ。」
「え、え?」蓮密
「カチカチ」(そうだよ、早く皆の所に行こうママ)カイリ
「う、うん、蓮密これから僕らの村に案内するよ」
「え、え、え?、は、はい。」蓮密
僕らは、カイリに案内され島の反対側に向かう。
僕と蓮密は、小さいミミアントに乗って移動する。
因みに蓮密は、吹き飛ばされた時かなり打撲や切り傷ができていた様に見えたが間違いではなく、小さいミミアントが蓮密にポーションを着けていた。
僕は、住居に向かっている最中イロイロ、カイリに教えてもらった。
キングは、子供達に僕が幸せになる為にしばらく帰らないと伝えていた。
それを信じないレイム、レイムが暴れまわると思ったカイリは、止めようとしたが暴れたのは、アニだった、アニは、レイムに鎮圧され、キングが帰ったあと皆で話し合い、情報収集からスタートしていた。
アニは、モチロン僕が造り置きしていた、ポーションを使って身体を癒したそうだ。
カイリは、レイムの指示に従う以外に僕を無事助けだしこの島の繁栄の近道は、ないと察した。
ミイムやチャムだったらアニの様に暴れたに違いないがレイムは、カイリが思っている以上の兄だと実感したそうだ。
ミミアントの情報とアビーヒの子供達、レア達との合流、キングとの取引、レイムの新たなスキルで今住居は大きく広がってるそうだ。
僕は、気になる事が多かった。
が、蓮密の方が僕より不安で気になる事が多いいに違いない。
蓮密が僕にくっついているのが気になるのかカイリの嫉妬心が僕にも伝わる位、蓮密にたまに威嚇する。
僕は、カイリやミミアント達には、お客さんだから、決して傷つけないでとは、伝えている。
それとこの島に来た、勇者達は、誰一人残さず倒したらしい。
カイリは、むやみやたらに勇者一向を倒してしまったので、僕に殺しちゃいけない人がいるか聞いてきたけど僕は、いないと答えといた。
ミミアント達からすると勇者達も死ねば食料になるからだ。
僕は、人は、殺しちゃいけないとは、カイリ達には、言えなかった、それは、ミミアント達も人の食料にされているからだ。
前の世界では、豚や鳥や牛や魚生きてる物を食べてたし、熊とかに人が襲われても熊に命乞いしても熊は、許して僕らを逃がしてくれないのと一緒だと思ったからだ。
ただ、この世界では、子供達とは、話が通じるから僕の身近な人たちは、むやみに殺さないでとしかいえない。