(282)妖狸
はぁ、あったかい。
もふもふ、してて、この毛並み?
「え!」
「ん~~おはようございます、アリア様ふぁ~~」蓮密
そこに居たのは、大きなあくびをしている大きな狸だった。
「え、え、え!」
「ん!?、あ、す、すみませんアリア様」蓮密
「れ、蓮密なの?」
「は、はい」蓮密
「ど、どお言うこと?」
「昨夜は、濡れてましたし、夜は、冷え込むと思い、私本来の姿に戻って風邪を引かないように温めさせてもらいましたが、す、すいません、驚かせるつもりでは、ありませんでした。」蓮密
「いやいや、僕の方こそごめんなさい、驚いて。」
「いやいや、当然ですこんな姿」蓮密
「蓮密でもフフ狸の姿も可愛いですよ」
「///アリア様」蓮密
蓮密は、木葉を頭に乗せた。
「ボン!!」
木葉から白い煙りが出て、元の姿になった。
「狸の姿でもいいのに」
「いえ、あの姿は、動きづらいので」蓮密
「そうなんだ、可愛いかったのになぁ~」
「///や、やめて下さい///恥ずかしいです。」蓮密
「他にも人間以外に変化できるの?」
「見たことある種族ならできますよ、龍族や、蟲や魚なんかにも、ただ能力なんかは、引き継げないので私は、人間種が気に入ってますけどね」蓮密
「へぇ~~そうなんだ、すごいね。」
「ただ、この変化の葉が必要なんです、一度使えば何日何年もその姿になれますが数が少なく何度も使えません」蓮密
蓮密は、四枚葉っぱをみしてくれた。
大きさは、蓮密の背中いっぱい位だ、僕と比較してもあまりかわりないけど。
「僕もその変化できるの?」
「すみませんそれは、無理です、このスキルを使えるのは、妖狸、妖狐、妖猫、妖鶴、妖蟲、妖翠烏賊位です」蓮密
「そうか、残念」
「すみません」蓮密
そして、蓮密は、僕に辺りの調査と食べ物を探しに行くと言ってからここを出て行った。
「グぅ~~~」
「パチ、パチ」
「はぁ~、お腹空いた」
はぁ~、暇だしお腹空いた、強くここから動かないようにっと蓮密に言われたしなぁ、火しか見ることないし、やることねーーーー。
しかし、フフ蓮密本当に可愛いかったな、狸だったなんて、想像もしてなかったしね、もうちょともふもふしたかったよ。
「よし!!」
暇なのたえられず、僕は、洞穴を出てた、目の前海だし、洞穴の前辺りで食べられそうな貝類でもさがそうと
「え!、な、な、何!?」
岩場には、手や足や胴体などいろんな人のパーツがうち上がっていた。
「うげぇ、気持ち悪い」
なにがあったんだ!って位すごい、ほぼバラバラ死体ばかりだ。