(273)リアナ・ニリスの手紙
『私達は、あのシルフ達に洗脳されていた、私だけが今洗脳から解けたからこの手紙を絵日記と共に残す。
シルフ達は、我々を人工的な女神化をして、偽者の勇者を作る実験をしていた。
勇者を知る者なら必ずある痣のような模様が何処にあるが、偽者勇者には、背中に羽が毟られた様な痣ができてる。
私の友人、サレンは、一月前シルフ族女帝の一人モモモリ様を自身に取り込む儀式が行われて、教会がサレン教と言う物になった。
サレンの腰からは、白く綺麗な翼が生え、青い瞳が燃える炎の様に、赤く灼眼になっていた。
シルフ達は、そのサレンを拘束し石化させた。
教会の石像になったサレンの目からは、なぜか涙が出始め、その涙を飲んだ、子供達は、普通の人の何倍もの力や知恵や魔力が増え、勇者みたいな痣もでき、あの王国軍を倒す為に子供達を拐い、洗脳していく。
いつの間にか神父をしているファオ・シュンは、完全にシルフ達の言いなりだ。
子供達を取り戻す為に来た親達は、自分の子供に殺され、シルフ達が育てている、食人植物の肥料にされている。
今思えば、王は、シルフの存在を知りあの島から出さない様にしていたのではないかと思う。
シルフ達は、残酷に人々を殺し拠点となる国を幻惑で洗脳し、教会を作り、シルフの危険性を知る国を潰す為に動いているみたいだ。
私も明日教会でルルネネ姫と同化する儀式がある。
サレンの涙の出が悪くなったからだ、だから、だから、この手紙を読んでいる人よ、シルフをシルフを倒してとは、言わない私の友人サレンと私の石像を壊して下さい。
石像は、歳を取れない死ねない苦しみ涙を永遠と流す苦しみがあるとシルフ達は、笑いながら言っていた、だからお願いしますどうか、どうか私達の石像を壊して下さい。
』
「な、なんだこの本、手紙込でこの本なのか?」
ストーリーがめちゃくちゃだ!
あ!そうだ!
「カラン、カラン♪」
「し、失礼します」侍女
「どうぞ」
「は!、どうされました?」侍女
「少し聞きたい事が・・・・」
「は!、私の知る事ならなんなりと!」侍女
「サレン教って知ってる?」
「は、はいサレン教がどうかしましたか?」侍女
実際あるには、あるのか
「それじゃ、ニリス教やリアナ教は?」
「すみませんニリス教やリアナ教は、知りません」侍女
無いのか
「・・・・・・・」
「あ、あのサレン教は、もっとも勇者を輩出している教団です。」侍女
「それで、それで」
僕は、かなり興奮した。
「え、は、はい女神サレンを崇める宗教で、孤児を受け入れ、魔族、鬼族、獣人族、魚人族を憎む宗教です、天使、人族、エルフ族、シルフ族、ドワーフ族など人に近い種族のみが入れる宗教です。」侍女
「そうか、ありがとう。」