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ダークエルフの大家族   作者: zeiru
第五章 島国
267/401

(267)読書タイム。リトルブレイバー1

「トントン」


「どうぞ」


「失礼します。アリア様。」侍女長粉戀(ふんりゅん)


「粉戀!持って来てくれたの!?」


「は!、二冊程ですが」侍女長粉戀


「ありがとう!このあいだの龍と蛇とか、岩上スライムなんかは、面白かったよ」


「フフフ、それは、私共も嬉しい限りでございます。」侍女長粉戀


「次のは、何?」


「は!、リトルブレイバーとフェアリーランです、この間の件で、シルフに関する物で面白い本は、その二冊でした。」侍女長粉戀


「うん、期待してるよ。」


「は!、それと覇円様は、ヴァパンとの話が長くなりそうとの事でした。」侍女長粉戀


「そう、ならこちらの本でも読んで待ってます。」


「は!、何かありましたら本日は、私が表に居ますので何なりとお声がけ下さい。」侍女長粉戀


「うん!ありがとう」


「とんでもございません、紅茶とお菓子を置いときます。」侍女長粉戀


「うん!」


「失礼しました。」侍女長粉戀


そう言って粉戀は、表に行く。


僕は、ベッドでコロがりながら本を読む。

もちろん覇円が居る時は、椅子に座って読んでるけどね。


この暮らしが最高過ぎてもうこのままここに一生居たいし動きたくなくなってきている。


だいたい、自由に動けるし、何かあれば侍女や執事に頼めばだいたいよういしてくれる。


TVとかは、無いけどね。


あとは、強いて言えば、レイム達が居ない事だ!

やはり、僕が産んだ子供達心配だ!


あと少し、あと少しでレイム達に会えるはず!


そう思いながら本をゴロ寝で読む僕であった。


『 「リトルブレイバー」



昔とある島には、妖精が住まう森がありました。


それは、それは、美しい木々や、水場そして、沢山の花が四季に関係なく花を咲かせる場所があり。


そこには、私達とは、違う人が住んで居ると言う事で、私達調査隊は、船を出しその島に向かいました。


言い遅れましたがそこを発見するため私、リアナ・ニリスは、調査隊に志願しました。


私達調査隊の船は、国からの援助で頑丈な船を作ってもらいその島に向かいました。


空は、快晴、波もなく、風は、追い風こんな、いい日は、ないという日にでて、私達調査隊は、一直線に、その島に向かいました。


船は、宴会状態、奴隷達まで宴会の余り物を与えて貰えるほど、皆楽々その島に着けると思っていたのです。


しかし、その島に近くにつれ、濃い霧が沢山出る様になっていて、それまで穏やかだった波も激しく、山の様な波が襲ってくるほどでした。


私達もそれは、それは、必死に食らい付き、波をよけ、来た方向と照らしながら霧の深い所までどんどん進んで行きました。


そして、私達調査隊は、波で何名か失いながら、波が穏やかな所まで来たら何とそこには、巨大化した水黽(アメンボ)が沢山居ました。


私達調査隊は、武器を持ち戦いました。


ただ、私達調査隊は、戦闘訓練など日頃からやっては、いないので、数名の護衛団の人と奴隷達が戦いました。


が、しかしその水黽は素早く我々人間と同じ位の大きさと数で私達調査隊は、壊滅寸前私ニリスとファオ・シュンとリン・サレンの三名だけが奥の弾薬庫に隠れていて、難を逃れました。


漕ぎ手の居ない船は、2日位海を漂って島に着きます。


私達は、飲まず食わず、限界だったので、水黽に殺される覚悟を持って外に出ました。


すると、そこは、私達調査隊が目指していた島でした。

私達は、その島に足を踏み入れた途端に蔓で身体の自由を失いました。


そこで、何処からともなく声が聞こえて来たのです。


立ち去れと!


ただ、私達は、飲まず食わず2日声も枯れ人数もいないので帰れない事を誰も居ない声に向かって精一杯の声で言いました。


すると、何もないとこから、そうか、ならと言うと私達の目の前に山羊の様な植物がデュー・デュー叫びながら現れ、私達の蔓もほどいてくれました。


そして、また、今度は、何処からともなく、ホレっと叫ぶと筏が現れました。


その筏に乗って帰れといわれ、私達は、付いてそうそうに帰りました。


その筏は、丁度三名を乗せ、デュー・デューうるさい山羊と一緒に帰りました。


その山羊からは、ミルクがでて、なかなか美味しくは、ないですが私達のお腹と喉を潤すには、充分でした。


帰り時は、何事もなく向かった日数の半分位で祖国にかえれました。


それから私達は、国に戻りその事を報告しました。


すると!我が国の王がその山羊を見ると軍を率いてその島に進軍する事になりました。


侍女長、粉戀(ふんりゅん)


りゅんと言う漢字は、無いので宛字みたいなものを用意させてもらいました。

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