(266)誤魔化し
「アリア、アリア」覇円
「う、うん、もう大丈夫だから」
覇円は、僕をがっしり抱きしめて離さない。
ただその手は、優しくなんだかふわっとするような、何だか心地いい感じがした。
「本当か?、本当に、本当か?」覇円
「え、ええ、そ、そうだ!それより///は、早く寝室に行こう、ね、ね」
僕は、出きるだけ可愛らしく言ってみた。
そして、覇円の手を取り寝室へ、誘導する。
「///お、おお、ちょ、ちょっとだけ休憩を・・」覇円
「じゃあ、寝室でね、ね」
ち、ちがうよ、因みに勘違いしないでね、早くイトナミをしたいんじゃないよ!!寝室に行く途中で執事か、侍女に会って、早く護衛さんの手当をしないとなんかヤバそうだからだよ!
「覇円様、覇円様」衛兵達
「どうした!騒がしい!」覇円
「は!この者が逃げようとしていたので」衛兵
「きゃ」ネヨ
「ドサッ」
「御許しを、御許しを覇円様」ネヨ
侍女が駆け寄って来た。
「ネヨ!あっ!」侍女
衛兵が向かって来た侍女に手で制止させた。
「何だ?こいつは?」覇円
「は!この者は、アリア様が囚われている処から逃げようとした者です。」衛兵
「ひぃ」ネヨ
「そうか、でわ殺」覇円
「覇円待って、ネヨ、あの護衛さんの手当をしてあげて」
「し、しかしアリアこいつは、お前を置いて逃げたのだろ?」覇円
「違うよ覇円、覇円を呼びに行ってもらったんだよ」
「本当か!?」覇円
覇円は、睨みながらネヨを見て言った。
「は、はひ、ひぃ、すみ、すみません」ネヨ
ネヨは、恐怖のあまり噛んだのと少し遅れめで漏らしてしまった。
「えーっと、あなた、あなたもネヨを手伝ってあげて」
ネヨと護衛さんと一緒に居た侍女を指差し言った。
「は、はい!」侍女
「行きましょ」
「あ、ああ」覇円
僕達は、寝室へ向った。
そして、ベッドの上で、急に押し倒された。
「アリア本当に大丈夫か?」覇円
「うん」
「痛いとこはないか?」覇円
「うん」
覇円は、僕の汚れたシーツを取り身体をじーーっと見られる。
「///は、恥ずかしい」
「あ!、ごめ」覇円
「チュ」
「///」覇円
4日目を終了した。
そして、この生活も折り返し、あと半分頑張れ自分!
昼食も終わり、一日の後半戦さあ、頑張ろう!ってとこで
「トントン」
「なんだ!」覇円
「は!少しよろしいでしょうか?」衛兵長ヴァパン
「少し待っていてくれ」覇円
「う、うん」
覇円は、淋しそうにヴァパンと話に行く。
これからって時だったのでかなり背中が小さく見えて可愛らしかった。
僕は、又待っている時間を読書にあてた。