(264)ネズミみたいな小人達
「ア、アリア様、アリア様どうしました。」侍女
「いや、その、そうだ!スフィーネ様は、何処に居ますか?会いたいのですが」
「ア、アリア様、スフィーネ様は、陛下とラピリスタに向かいました。」侍女
「ラピリスタ?」
「は、はい!ラピリスタは、魔王、フィア・ソリュンソー様の国でございます。」侍女
「へぇ~~、痛!」
小人?の薙刀に力が入る。
「アリア様大丈夫ですか?、血が!!」侍女
「大丈夫、大丈夫!」
僕の白い髪に血が付き胸元にも少し血が付く。
「で、ですが」侍女
「あ、ありがとう心配してくれて」
「もったいないお言葉」侍女
侍女は、凄くかしこまる。
「そ、そうかースフィーネ様は、ここには、いないのですね。」
「は、はい」侍女
「プレゼントの事で、聞きたい事があったのですが・・・・・」
「な、何かありましたか?一応問題が有るようでしたら変えもスフィーネ様が用意して下さってます。」侍女
「え!、何処に、何処にあるの教えて」
「は、はい」侍女
僕は、侍女に連れてもらいとある部屋に来た。
そこの部屋には、鳥籠がいくつもあり大きい鳥籠には、10人もの小人?が収容されている。
「何匹か持っていかれますか?」侍女
「え、ええ、少し見たいから僕一人で、見さして」
「は!わかりました。一応餌は、そこに有りますので与えて見ると面白いですよ。」侍女
「ええ、ありがとう」
「それと、気をつけて下さい、普段は、大人しいシルフ族ですが羽をもがれ、いきり立っています、まぁ、沈静剤で今は、大人しいですけど逃げたしたらなにするかわかりません。」侍女
「う、うん、ありがとう」
「あと外で衛兵を立たせて置きます、何かあればお声がけお願いいたします。一瞬でシルフを沈静出来ますので。」侍女
「あ、ありがとう」
「でわ、失礼いたします。」侍女
侍女は、頭を下げ出ていく。
「ふぅーーーー、ドキドキした。」シルフ
「僕の方がドキドキしたよ!その槍見たいので刺すし、耳元で、早く聞き出せとか、痛がるなとか、関係ない話するなとか、ずーーーとうるさかったんだから。」
「うるさい、エルフのくせに生意気だな!」シルフ
「僕は、アリアだ!シル・・・・・、それより早く助けて皆で脱出しなよ」
「わかってるよ、私は、ルルルルだ!その・・・・・こ、ここまでありがとう」ルルルル
ここには、23個の鳥籠があった。シルフは、全員で、34人だ!
僕は、見ていないが元々蝶の羽みたいのが背中に生えていたが皆、捕まった時に羽を毟られてしまったらしい。
「んんーーーー、んん、んーーーー」
ルルルルに聞いたら10年位で生えてくるそうだ。
シルフの寿命は、平均200歳位と言っていたから羽は、元に戻るから少し安心した。
シルフ族には神力と言って魔法みたいな力があるらしいが羽でその神力を吸収して使うみたいなので、ルルルルは、全力を使い薙刀を生成してしまった様で、僕が全ての檻から、シルフ族を出してあげた。
ルルフルルっと言う、このシルフの族長見たいな人にもう大丈夫か聞いたら、僕は、手足に木で錠をされ、口には、猿轡を食められ喋れない。
「んんーーーー、んん」
シルフ族は、食事でも少しは、神力を溜める事ができるみたいで、置いてあった餌と水は、直ぐに無くなった。
まあ、量的には、5k位のドッグフード位だけどね。
捕まっては、いたがシルフの食事姿がハムスターみたいでなんだか可愛かった。
シルフ達は、昨日この国に送られて来たと言う情報をおいていき、脱出した。
脱出と言っても穴を掘り進んで行くだけのものだ!
なんだかネズミ見たいだったね。
「んんーーーー、んんーーーー」
それよりこの錠を外してけーーーーっと心で叫ぶ僕が捕り残されていた。