(259)余計な言動
「ガラガラガラ」
「お待たせしました、メインディッシュは、メルグルの丸焼きです。」執事
「あーーーー!」
僕は、立ち上がりテーブルに両手を打ち付け驚いた!
こ、これがメルグル。
そうかあの時チャムが捕ってきた、ウーパールーパーの巨大化したようなモンスターがメルグルか!
確か鶏肉に似た味だったな、ただ見た目が・・・・・
「き、気持ち悪い」
「!!ど、どうしたアリア」覇円
「お、お、お、お嫌いで、でしたか?」執事
執事は、震えてる。
「い、いや、大丈夫です。・・・・・す、すみません」
「ドン!!」
「あ、あ、あ、せん、す、す、・み・・ん」執事
覇円は、執事の喉元を掴み壁に押し当ててる。
「待って、待って僕が悪いの覇円待って、僕の言い方が悪かったの」
覇円は、執事を殺す勢いだったので、僕は覇円の元に行き縋るように覇円を止める。
「バサッ」
「ゲホ、ゲホ、ひぃ」執事
覇円は、一人の執事を睨み付ける、そして他の者達は、怯えながら自分達に当たられ無いことを安堵する。
「す、すみませんでした。」
「ゲホ、ゲホ、アリア様、ゲホも、申し訳あ、ゲホ、ありませんでした。」執事
「アリアは、悪くないよ、こんな気持ち悪いの出したコイツらが悪いんだよ」覇円
「そ、そんな事は・・・・・」
「お前は、目障りだ!出ていけ」覇円
「ゲホ、は、はひ!」執事
執事は、咳き込みながら足早に出て行った。
「このメルグルの丸焼きを下げろ、そしてそいつを湾音爺のペットにでもあげろ!」覇円
「待って、待って大丈夫、た、食べるからね、ね、覇円許してあげて」
「そうか、アリアが言うなら許そう」覇円
ゆ、許そうって僕が悪いのに、こ、こんなんじゃ、余計な言動出来ない。
回りに迷惑をかけてしまう。
他の者達は、僕のことを怯えた目で見る。
僕は、侍女達に大丈夫だよ、もう余計な言動は、しないよっとニコっと微笑み返す。
「ひ、ひぃ」侍女
覇円は、侍女の声で、侍女達を睨み見る。
「は、覇円、食事、食事を続けよう、ね、ね」
「そうだな」覇円
他の者達も覇円が睨んだ瞬間に口元を固く締め声が出ないように頑張っていた。
僕は、覇円に椅子を引いてもらい、再び食事に戻る。
覇円の椅子を引いている侍女の手は震えていた。
「は、覇円このメルグルってどうやって食べるの?」
僕は、話をふって椅子を引く侍女から視線を反らすように言葉を発した。
「うん、これは皮の部分をナイフで切って野菜の葉で巻いて特製のタレに漬けて食べるんだ、好みでこの甘辛の薬味を入れても美味しいよ」覇円
「美味しそう、覇円作って」
僕は、覇円に甘えるように言う。
「///、わ、わかった」覇円
覇円は、照れながら作ってくれる。
「///、は、はい」覇円
「///ありがとう♥️」