(251)目が覚めたら!
「ん~~!?」
もふもふして気持ちいい。
僕は、目を瞑ったまま、このもふもふしたのを胸元に押し寄せた。
「は!?」
目を開けたら耳と角が目の前にあった。
そこにあったのは、金色の髪に猫耳そして、角。
覇円だ!
「ふぅ~」
僕は、いつの間にかベッドに居たので服を確認した。
昨日の服装のまんまだった事に、安どのため息をした。
「ん~~ん~」覇円
「あ!」
僕は、覇円の頭を抱いたままだったので息が吸える様に少し離した。
「スースー」覇円
まだ寝ている。
昨日の事を思い出す。
昨日食事の後、アルコールが入っていたまでは、気づいて、覇円を見たら覇円の顔が真っ赤になっていて、僕より早くに倒れたんで、鈴を鳴らしたまでは、覚えてはいたがその先が~ん~確か食事を運んで来た人達に運ばれたような、そうでないような~~ん~ま、いっか!一晩の過ちは、なかったようだし。
しかし、こいつを起こすか?そっと抜け出すか?僕の腰にある腕を退けないと・・・・・
「ん~~」
「グイ!!」
僕の腰を引き寄せ、僕の胸元で、頭をスリスリしている。
さっき苦しかったんじゃないの?起きてるの?っと思ったけど、しっかり寝ている。
しっかし、こ、この頭、もふもふで気持ちいい
「じゃ、ない!!」
「・・・・・・・・・・スースー」覇円
「ふぅ~」
声にでてた。
ど、どうしよう。
よし!この手を退けよう!
そーっと、そーっと腕を退けてく、僕の心臓は、早くなる。
腕を退けようやっと脱出。
結構時間は、掛かった。
よし!出よう!
「キィー」
僕は、扉に手を掛けようっとした時に扉が開く。
「わ!」女の子
「わ!」
突如女の子が現れた!
「び、び、びっくりしたじゃない。」女の子
「しぃーーーー」
「は!」女の子
女の子は、覇円に気づくと僕は、女の子に、手を引かれ奥の部屋へ行く。
ふぅ~、一旦あそこから、脱け出せた。
あとこの子供は、なんだろう?覇円と同じように角がある妹とか?
「僕は、アリア、お嬢ちゃんは、なんて言うの?」
「おじょ、コホン、私は、李劉よ」李劉
「李劉ちゃんね、よろしく、よしよし」
僕は、少ししゃがみ女の子の頭を撫でた。
「子供扱いするな!」李劉
李劉は、頬を膨らました。
「ごめん、ごめん、李劉ちゃんは、覇円になんか用事?」
「ま、まあね、あなた達が仲良くやってるか見に来たのよ。」李劉
「仲良くしてるよ」
むしろ昨日会ったばかりだから仲良くもないけど子供には、仲良い感じにしとかなければ。
これは、いい嘘、うん、いい嘘。
「まっ、まあ、やってるならいいのよ。///」李劉
「?」
「つ、疲れたでしょうから、いい場所に連れてってあげる。」李劉
「うん」
まあ、何処に行くかわからないけど、ここよりは、いいかぁ~覇円がいつ起きるかわからないし。