(242)こ、これからどうなる?
「グ、ググググ」檻黒
「声は、どうかな?姫さ、いや違うな、お嬢ちゃん」ハクザン
「…は、なせ、う、うん、離せ!」
「ガシッ」
「う~、ん~、ん~」
ハクザンの手が僕の口を被う。
「まぁ、黙ってくれるな!」ハクザン
恐い、めちゃくちゃ恐い
僕は、うんっと頷く。
「うん、うん、ゴッホ、怯えゴッホ、ゴッホておるのぉ~」猿楼
「おい!お嬢ちゃん、お前は、明日覇円様の16歳の成人に成られた初めの妃になれる式典の主役に選ばれた!ラッキーだな!はっはっはっは!」ハクザン
「え!」
ハクザンに、睨まれた。
「ひぃ!」
「グ、ググググ」檻黒
「ニャハハハハ、ラッキーニャ、ラッキーニャ」猫描
「しかし、よく檻黒から、ばれずに逃げられたな!檻黒の嗅覚は、1km先でも匂いを嗅ぎわけられるのにどうやったんだ?」ハクザン
「ぁ……」
「まぁ、いい見つかったから明日の式典楽しみにしてるぞ!」ハクザン
恐怖で声がでない。
「ハクザン様、こいつの両手足を折って、声帯を潰して良いでしょうか、子を産める体だけあればじゅうぶんでは、ないですか?」檻黒
次の瞬間凄い音がした。
「ゴロゴロ」
「ゴゴォォォーーーーがぁぁぁーーーー」檻黒
檻黒は、ハクザンに、凄い勢いで殴られ、檻黒は、壁にぶつかり、倒れた。
「ゴッホ、ハクザン様、やり過ぎじゃて、これでもゴッホ、ゴッホ飲みなされ檻黒。」猿楼
「あ、ぁ……、ごくごく」檻黒
「檻黒、お前の失態だろ?」ハクザン
「ひぃ!す、すみませんでした。」檻黒
「ニャハハハハ、ハクザン様どうします?また逃げられてもですニャ、私の所で教育しときましょうかニャ?」猫描
「ああ、そうだな、明日の式典までに黙って立ってられるように、教育しとけ、猫描」ハクザン
「わかったニャ」猫描
「猫描なにゴッホ、ゴッホか、あったら、ワシは明日の準備しとるから、くるゴッホ、ゴッホといいのう。」猿楼
「コンコン」
「大将、白虎・ハクザン様、失礼します。」兵士?
「どうした?」ハクザン
「大魔王様、フォン・確黯様がお呼びです。」兵士?
「確黯様が!わかった直ぐ行く」ハクザン
「ぁ……」
ギロっと恐い顔を向け
「猫描、頼んだぞ!行くぞ、猿楼、檻黒は、猫描のサポートをしろ!次は、逃がすなよ明日だからな!」ハクザン
「は!」猫描、猿楼、檻黒
手の甲を付け、ハクザンにお辞儀する。
ハクザンと猿楼は、先にでていった。
「ニャハハハハ、じゃあ行こうかニャ」猫描
「グ、ググググ」檻黒
「ひぃ!」
だ、駄目だ詰んだ!嫌だ、な、なんとかなんないか!
ってか、妃ってなにそれ、生け贄かなんかなの?しかも初めてのって事は、次々にお妃作る浮気者と結婚するの?しかも16ってガキじゃん、この世界でも、僕もう22才位だし。
まぁこの化け物達よりは、マシになるかぁ~きっと逃げるチャンスももっとでてくるだろう!