(240)水槽の人
「は!」
ね、寝てしまった。
ってか、よくねれたなぁ・・・・・
「湾音様、湾音様」兵士?
「なんじゃ、なんじゃ、うるさいのぉ~まだ耳は、遠くなっておらんわ!」湾音
「す、すみません!、で、ですが、まだ見つかっていないんです。」兵士?
「式典は、明日だぞ!どうするのじゃ、はよみつけないとなぁぁ、ひぃーひぃひ、くそババァがぶちギレるぞ、ひゃひっひっひ!」湾音
なんだか、楽しそうだ。
「そ、それで、湾音様のホムンクルス達を貸していただきたく、中将、猿楼様に言われて来ました。」兵士?
「ああ、わかった、ハクザンは、馬鹿だが、いい中将がいたなぁ」湾音
「湾音様そ、それは・・・・・」兵士?
「まあよい、どれどれ、30体貸してやろう。」湾音
「は、はい、ありがとうございます」兵士?
「それでは、離れておれ。」湾音
「びちゃびちゃびちゃ」
水槽の水が飛び出ている音が聞こえた。
「お前達エルフの女を探してこい!」湾音
ぴちゃっぴちゃっぴちゃっ、っと人が歩く音、水溜まりを踏みながらの音が聞こえた。
「おーー流石です、湾音様」兵士?
「そうだろ、そうだろ、ひゃひっひっひ」湾音
「ん?」兵士?と湾音
「おいおい、どうしたのじゃ、そっちは、わしの部屋だだぞ」湾音
「わぁぁ……あ、ンッコニ、きる。」ホムンクルス達
「容器から、出たばかりじゃからのぅ、まだ言語が、おぼつかないの~」湾音
「あ!、そうか、服を探してるんじゃないですか?」兵士?
「おぉ~そうか、そうか、でもおかしいのぉ~、今までのホムンクルス達は、服など1日位経過しないと全く気にしてはいなかったのにのぉ~。」湾音
「実は湾音様の部屋に、エルフが居たりして。」兵士?
「ひぃひっひっひ、笑わせるでない、檻黒の警備で、この部屋にたどり着けるなんて、まず無いのぉ~」湾音
「そうですよね!檻黒様に、抜け道なんて、どこにもないですもんね、これは、失礼しました。」兵士?
「おいおい、ホムンクルス達よ、戻ってくるのだ!」湾音
「あ!次々湾音様の部屋に、入っていきますね。」兵士?
「仕方ないのぉ~、一時間は、最初の命令に、従うように行動する、最新のホムンクルス兵士達は、羞恥心が先にくるのかのぅ、様子を観なくてはひゃひっひっひ」湾音
ヤバイ、中に入って来てる。
「ぉ……こ?、ど…ぉ?」ホムンクルス
「ぁ……」
「ガサガサ」
「ドテ!」
「ズル!、バコ!、痛!!」
ホムンクルス達は、僕を探しているようだが、どこに隠れているかは、わかって無いらしい。
部屋が、汚いからなぁ~。
「わ、湾音様、部屋が、荒らされてますよ・・・・・」兵士?
「ひゃひっひっひ、まあよい、まあ、よいのぉ~」湾音
くっ、ここにいるのも時間の問題か!?