(238)スニーク凄いけど怪盗?
「スーー」
よし!誰もいないな。
僕は、タンスからでる。
「ベチョ」
「ア!」
忘れてた、しかもまだ血が固まってない、くそ!
「ペチャッ」
「スニーク」小声で言ってみた。
「・・・・・」
「ふぅ~」
おーーーー音がしない、よし!これなら。
僕は、この部屋からでて、上の階に行った。
そこは、広い部屋があって、これより上の階は、無いようだ。
やはり、戻って他の道を探さないとダメかと思い、窓の外を覗き見た。
「!!」
お!隣の建物に行けそうな通路がある。
10,11m位あるけど、下の倉庫みたいな部屋にロープがいくつも、あったなと思い静かに持ってくる。
僕は、ロープを繋ぎ合わせ長いロープを作り、丁度良い柱にロープを結び付け、下にたらす。
我ながら、以外に長く作った。
よし!、早く逃げ出しさなければ!、だ、大丈夫だよな・・・・・
僕は、ロープを引っ張り解けない事を確かめ、ゆっくりゆっくり下りる。
「・・・・・」
おーーーー着地も音が出ない流石だ!
これは、スパイと言うより忍者か怪盗だな。
しかも、僕が、こんなにも、夜目が効くのは、月明かりキレイなおかげだ!
やはり、なんにも盗んではないが、怪盗だな、チャイナ服の怪盗なんつって。
隣の建物まで来たが人の気配がしたので立ち止まる。
「交代の時間だ!」兵士?
「ふぁ~、ありがとう」兵士?
「まだ、見つからないんだってさ。」兵士?
「まあ、時間の問題だな。」兵士?
「確かにな、ってかどこが良いんだか」兵士?
「しょうがないさ、鏡占様の占いで出た結果だしな。」兵士?
「でも、覇円様も満更じゃないって聞いたぞ!覇円様もあの魔女ババァに洗脳でもさ……」兵士?
「馬鹿!誰が聞いてるかもわからないんだ、滅多な事言うな」兵士?
「お、おう、悪い、後は、任せとけ。」兵士?
「じゃ、おやすみなぁ~」兵士?
ここは、駄目だ、他の入れるとこ探そう。
しばらく探し、入れそうな建物に入った。
マジ、ここは、何処なんだよ!
人が居なさそうな場所にどんどんと進ん行く。
すると、僕は、人一人入れそうな、円柱の水槽が並ぶ部屋に着いた。
多分ここは、地下室だと思うけっこう下ったからね。
ここの部屋は、真っ暗だがその水槽達は、青く気味悪く光っている。
この部屋には、誰も居ない?
「ん!」
水槽の中に人が居るじゃんか!
僕は、マジ、ビビった青年の男が何人も水槽一つ一つに入っている、何かの実験か?
僕が水槽の中をいくつか見ていたら。
「ひぃ!!」
水槽の男が目を見開いて僕を目でおってきた。