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ダークエルフの大家族   作者: zeiru
第五章 島国
236/401

(236)隠れんぼ

「キャーーーーー」猫耳の女


下の階から叫び声が聞こえた。


ヤバい


僕は、数ある部屋から一番奥から二番の部屋に隠れた。


更に上の階に行ってもよかったが行き止まりや、他の衛兵がいたらまずいっと思ったからだ。


僕は、その部屋の五段あるタンスの下から二番に入った。

この細身だと結構余裕がある感じに入れた。

隠れんぼ開始だね。


「ダッダッダッダ」


沢山の足音


「おい、居たか?」兵士?


「いや、居ない」兵士?


「くっそ、だから常時見張らせろと言ったのに」兵士?


「いやいや、お前絶対下心ある言い方だったからじゃね」兵士?


「ドス、ドス、ドス」


「おい、見つかったか?」偉そうな兵士?


「い、いえ!見つか、か、ってません!ちゅ、ちゅ、中将」兵士?


「ドカン」


大きな音がした。


「ひ、ひへ~~~、ちょ、ま、まっ」兵士?


「ドカン、ドカン」


また大きな音がした。


「あ~また壁壊しちゃた」中将?


僕の体が震えてきた。

恐い恐い恐い恐い


「おい、お前壁なおしとけ」中将?


「は、はい!」兵士?


「早く探せ、覇円(ハエン)様の式典は、明後日だぞ!」中将?


「中将、檻黒(カンコク)様、大将、玄武様がお呼びです」兵士?


「クロウジ様が!ええい、後は、任せた」檻黒


「は!」兵士?一同


なんの式典だ?ってか、なんだ?嵐しか?マジ見えないし恐い音するしマジ逃げ出したい。


「いったい何処へ、行ったんだ?あのエルフ」兵士?


「上には、居ません!」兵士?


「少将、どうします?」兵士?


「う~~ん早く見つけないと檻黒様がまた暴れる」少将


「ひ、ひゃだ、少将何とかしてください。」兵士?


「わ、ば、ばか言うな、俺にだって無理だ!俺もあんなんには、なりたくない」少将


「ひぃ、ぱ、パンペイの頭が無い」兵士?


「うわ、壁が、・・・・・」兵士?


「知り合いか?」少将


「ど、同期です。・・・・・」兵士?


「そ、そうかぁ・・・・・」少将


「この部屋も居ない。」兵士?


「おい、こっちは、探したか?」兵士?


「ああ」兵士?


「このタンスは?」兵士?


「そんな所にいるかぁ~?」兵士?


「スーー、スーー」


一番上の引き出し2つが引かれた。


や、ヤバい、ヤバい、ヤバい、ヤバい、ヤバい。


「居ないなぁ~」兵士?


「ん!」兵士?


「ひ、引けない!まさかここに居るんじゃ!」兵士?


「スーー」


っと一番下の引き出しが引かれた。


「馬鹿やってんねぇで、真面目にやらんと檻黒様に殺されっぞ!」少将


「!ひぃ、すみません少将!」兵士?


「きっと下の階だ、皆いくぞーーーー」少将


「は!」兵士?一同


「はぁ、はぁ」


マジ危機一髪見つかったと思った。

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