(232)半年後
この島での生活もようやく、半年も経つ頃。
ようやく、ユユの種が安定して取れるようになった。
ここでは、ヤン樹もヤンチも育てている。
そして!なによりも今日は、嬉しい事がある。
この島に来て、1ヶ月位でアニや、ミミアント達の家が出来た。
一番小さい山を削って、洞穴を作り、崩れて来ないように木で補強して、なかなかデカイ洞穴が出来た。
そこでは、地下もあり、ミミアント達が休める空間もある、実に蟻らしい。
それと、僕やゴブン達の家も同時進行で作った。
平屋だが、僕とゴブリン達の家は、別々の家をもちろん作った、もちろんだ!この世界に来てなかなか経つが自分が、か弱い女だと言うこととゴブリン達は、男だ、しかも僕の子供ではないもし、間違いを起こしては、取り返しのつかない事になるだろう、その心配もあり別々だ!
それと果樹園も作った。
木に栄養と日差しを与える為にかんかくを空けて植えて行った。
畑もね、種は、キングにもらい植えている。
自給自足ができるように頑張ってはいる。
因みに僕は、理想を語れるが、実行できないタイプむしろ失敗するタイプの人間だ!いや今は、エルフか。
それで自給自足ができるようになるまでリジナルは、何度も足を運んでくれている。
とてもいいやつだ。
それと、お風呂も作った。
疲れがとれるもんね。
まぁ、洞窟を作っている時に粘土の層があったので、それを取ってきて2m位の山にして、天辺の辺りを人が二人入れる位に取り除き、薪を入れられる穴を開け、レイムの炎で焼き硬め、お風呂の完成だ!
因みにこの風呂作り二回失敗している、一度目は、そのまま焼き入れをしないで、水を入れたら、薪穴から、水が流れでて、失敗。
二度目は、レイムの炎の威力が強すぎて、ヒビが入り、割れた。
それとお風呂を入るのも失敗した、いい湯加減になったので、入ってみたら、底が熱く火傷した。
自己再生のおかげで、すぐに治ったけどメチャメチャ痛いし、熱かった。(痛熱~~)
そこで、底にそこそこの木の板を引いたら、問題は、解決した。
僕は、ふと思い出した、昔、田舎のお婆ちゃんの家に使われていない五右衛門風呂の事を。
転生前、幼少期の頃に隠れんぼをしていた時にたまたまはなれに、五右衛門風呂があり、隠れていた所風呂の底にボロボロの木の板があったなぁ~っと今更ながら思い出す。
しかし風呂に入るのも一苦労だ!子供含めゴブリン達も皆僕の心配してくれたからだ。
本当に、いいやつらだ!
「グオオオォォォォーー」(ママ連れて来たよーーー)レイム
「カチカチ」(ママーーーー)カイリ
あ!そうそう!半年経ち、今日やっとカイリと合流する。
素晴らしい日だった!
「お帰りーーーーカイリ(笑)」