(225)ペンギンと天使
「クワーーーー」ペリカン見たいなバカデカイ鳥
「チッチチチチ」一本足のバカデカイ烏
二羽の鳥達の間を通り進むと、広い空間があり、辺りは、穴の沢山空いた壁だらけだ、上を向けば空が見える。
「今戻った!」ペンペン
「キング様」
「カーーーー」
「チュンチュン」
「チッチチチチ」
「ベベベベ」
「タタタタタタ」
etc…様々な鳥達
す、すげーーーーー
「どうだ、凄いだろアリアくん」ペンペン
「はい、凄いです。」
辺り一面に鳥、鳥、鳥だ!
「パタパタパタ」ペンギン
お!
「御家族ですか?」
「いや、全然違うぞ!」ペンペン
え!
「いや」
「だから、違うぞ!」ペンペン
「ペンギ」
「あれは、全然違う!同胞では、あるが、血は、繋がっては、いない」ペンペン
「そうなんですね・・・・・」
目の錯覚か?前がぼやけて見える。
「ペッペルーーー、キング様お戻りで!」インコとカメレオンが合体したような鳥
「わ!」
急に、変な鳴き声ででて来た魔物にびっくりした。
「コメンレか、アリアくん、少し待っていたまえ。」ペンペン
少し離れた場所でペンペンは、コメンレと言う魔物と話し始めた。
しかし凄い数の鳥達だなぁ~ここに来る前にも沢山いたし、今まで大陸で鳥は、鶏みたいな走るだけの魔物しかみていない。
「パッサ、パッサ」
「ペンペンーーーーペンペンーーーー」天使?
なんだ!次から次に!
「サミエル!丁度いい」ペンペン
「凄い情報持って来たよ!」サミエル
「フッフッフ実は私もだよ!」ペンペン
「エルフの飼っていた、ニルギルが死んでたんだよ!!」サミエル
「あの忌々しいニルギルは、死んだ!!ペンペン
「!!」サミエル、ペンペン
「…えーーーー」サミエル、ペンペン
「なんでなんで、いつ知ったの!」サミエル
「確信したのは、ついさっきだが・・・・」ペンペン
僕の方を見るキング、するとサミエルも僕の方を見た。
「……ダークエルフ?」サミエル
「すまないがレイムくんもう一度ドラゴンになってくれないか?」ペンペン
「ダークエルフが、ドラゴンに?」サミエル
「ぷーぅ」(ママどうする?)レイム
「お願いなってあげて」
サミエルなにやらキングと同じ雰囲気を感じた。
説明も面倒だしこちらに敵意を向けられても困るので、レイムにお願いした。
「グオォォーー」(ママこれでいい?)レイム
「う、うん」
「わ!!ニ、ニルギルの魔気が出てる!」サミエル
「だろ、ビックリしただろ」ペンペン
「ムリムリムリ!スライムじゃ無理でしょう、焼き鳥のニルギルは、倒せないでしょ」サミエル
「私もそう思うけど、事実だろ、あれを見たら・・・」ペンペン