(218)満天の星空
僕達は、アビーヒ・・・・・チカの所で一週間位いた。
色んな所をみせてもらいながら、楽しく過ごした。
アニは、なんだか、アビーヒと居なくなる事が多かったけど、シスコンか!って思うほどだ。
「キシキシ」(ママまた来てね。)アビーヒ
「キシキシ」(アリアまた会うデス)チカ
「うん、うん、ありがとう」
「キシキシ」(レイム兄ちゃんママをお願い、アニ自信を持って頑張んなさい。)アビーヒ
「ぷーぅ」(任せとけ!)レイム
「ネエェちゃんありがとう」アニ
床が動き出し、僕達を上まで運ぶ、まるでエレベーターだ!
入り口から、チカの所迄一日位だった。
しかぁーーーーし、アビーヒの所から外迄三時間位だ!来る時こっちを教えて欲しかった。(|||´Д`)
アビーヒが時間を調整してくれたのか、外に出た時は、昼位だった。
まず、表に出て食事にした。
アビーヒの所で貯蔵していた、お肉とキノコ、味は、サイコーだった。
それにしても凄かった。
ある意味僕の家族は、人間社会では、あり得ないほどの数だ!あの小さい蟻達が僕の孫になるからだ!千や二千処じゃない、何百何千万って感じだ、本当に、外は砂漠になってるんじゃって思うほどだ。
しかし表は、ちゃんと森林だった、よくこの状態を保てるもんだと感心した。
僕達は、人間の居る街や村を避け海辺に向かって歩いた。
歩いたって言っても犬とゴジとバトが僕達を運んでくれているのだけど・・・・
僕達は、ゆっくりと海辺へ向かう。
時々、レイムにドラゴンに変わってもらい、海辺の方角を教えてもらいながら進む。
それにしても凄い、改めてドラゴンの姿を見たがイカツイオレンジ色したドラゴンだった、ただし、触るとやっぱり柔らかい。
一応背中に乗せて飛んでもらったが・・・・あまりにも高く飛んだので恐くてしかたなかった。
高い所には、自信があったのにぜんぜんダメだった。
まぁ、絶叫アトラクションみたいだった。
っというか恥ずかしながら絶叫してしまった。
「レイム火を着けて」
「ぷーぅ」(うん)レイム
「マーマ上綺麗」アニ
「ん?、うわ~~」
空を見渡すと雲ひとつない満天の星空がそこには、あった。
なんだろう涙が何故かでてきた。
こんなに素晴らしい景色を見たことと言うか、こんなに綺麗で透きとおる星空に、二つの月なんと神秘的な、なんと感動的な夜空だろう。
たぶん、僕は、気が緩んだんだと思う。
本当に、レイム達が無事でいてくれて今更ながら喜んだんだと僕は、思う・・・・・
「ぷーぅ」(ママ!)レイム
「マーマ!」アニ
「ぐすっ、ごめん、大丈夫だから(⌒‐⌒)」
きっと皆もこの星空を見てるはずだよね。