(206)ハイエルフ
「凄い汗だよ、これに着替えなよ」
「ありがとう」アイル
僕は、着替えを渡した。
アイルは、起きて表に出ようとする。
「どうしたの?着替えないの?」
「いや、ちっちょっと・・・・」アイル
「雨降ってるよ、よけいに風邪引いちゃうよ」
「はぁ、だめだ、ちょっと行ってくる。」アイル
心配だ!
「僕も行くよ!」
「いや、はぁ、待ってて」アイル
アイルの額に汗がでてまた、もじもじしている。
本当に大丈夫か?
「いや、でも・・・・」
「いいの!!」アイル
「タッタッタッタ」
アイルは、熱があるのに表にまたでて行った。
あぁ~あ、行っちゃた。
ちょっとして
「タッタッタッタ」
「ふぅ~、寒い、寒い」アイル
「そりゃ、そうだよ、暖まりなよ」
「パチパチ」
・・・・
アイルは、服を着替え暖をとる。
僕は、着替えを見ないようにちゃんと配慮したよ、ちゃんとね。
「はい」
「ありがとう、あ、温かい」アイル
お湯を沸かし僕は、アイルを待っていたのだ!
「パチパチ」
「調子はよくなった?」
「うん、アリアのおかげで良くなったよ」アイル
「それは、良かった(^-^)」
「ん!ん!?えー!」アイル
「え!どうしたの?」
「わ、わ、わ、わ、私なんか変わったとこないか?」アイル
「んーーー、前より肌が白くなった?」
「うんうん」アイル
「あと目のいろが濃い緑色になった?」
「うんうん」アイル
「あと髪切った?」
「切ってない!」アイル
「で、どうしたの?」
「なぜか知らないけど、ハイエルフになった!!」アイル
「そ、そうなんだぁ~、エルフとハイエルフの違いってなに?」
「エルフとハイエルフの違いは、そもそもステータスが全然段違いに違う、特別な儀式をしないとハイエルフやドルイドエルフには、なれないハイエルフは、戦闘力がドルイドエルフは、魔力がエルフの倍は、違うと言われている。」アイル
「お~~~そりゃ凄い」
それじゃあ、ルスターを越したか!これでルスターを守ってあげれるから夢叶うじゃん流石アイル。
「ど、ど、どうしよう」アイル
「どうしようって?」
「正規の方法で、ハイエルフやドルイドエルフになってない者は、エルフの村に戻っては、いけない決まりになっている、もう村に戻れない」アイル
「でも、あまり変わっていないからわからなくない?」
「いや、すぐにわかってしまうし、知っていて村に戻ったらトイレット様・・・・いや、村にいる、遥かに強い戦士の方に捕まって、きっと公開処刑される。」アイル
そんなすぐにわかるかなぁ~あとトイレットって・・・・あ!そうだ!忘れていた事があった!