(190)本当に厄介
「はぁ、はぁ、なかなか厄介な代物を出す奴だ!」青月
「ク、なかなか抜け出せねぇ、蔦が邪魔だ!」
「ズボボボボボボボボ」
「はぁ、はぁ、ク、クソスライムが!」ルスター
もう30分位ルスターがこっちに飛んでくる刺を全て受け流してくれている。
辺り一面穴と刺の残骸ばかりだ!
穴の種と言われる意味が分かる位穴だらけだ。
しかも蔦が多い為ゴブリン達が見えない位にうじゃうじゃだ!
「ルスター様お逃げ下さい、お願いします私達を見捨てて下さい一生のお願いです。」アイル
「はぁ、はぁ、エイ!はぁ、アイルには、悪いが何度言われてもそれだけは、聞けない願いだ!はぁ、はぁ」ルスター
「ルスター頑張って!」
「う、ううぅぅ、お、お前らのせいだ、」アイル
「や、やめろーーーアイル」ルスター
「く、んっ苦しい」
アイルが僕の首を絞める。
「キン」
「こいつを殺して私も死にます、だから、ルスター様は、逃げて下さい。」アイル
アイルは、泣きながらルスターに訴えてる。
「やめろーーーアイル、お願いだ!早まるなアイル!」ルスター
「どうして、どうしてですかルスター様こんな、こんなダークエルフに・・・・」アイル
「ゲッホ、ゲッホ」
アイルが手を離した。
「キン、キン」
「す、すまんアイぐはぁ」ルスター
沢山刺が飛んできてルスターは、全ては、弾ききれず、横っ腹を貫通した。
「ルスター様ーーー」アイル
このまんまでは、ルスターが死ぬ!
遠くで見てて分かるほどの怪我だ!
アイルは、泣きながら叫ぶ
「ぷーぅ」(うるさいなぁ)ミイム
「ミイム起きたならあれなんとかしなさい。」
ルスターは、膝ま付いている。
このままじゃ危ない。
「ミイムとりあえず刺だけ、なんとかして!」
僕は、起き上がりルスターに向かい走る。
「ぷーぅ」(う、うん)ミイム
「ベシベシ」
ミイムの蔦が刺を次から次へ弾き落とす。
「ルスター様ぁーーー」アイル
悲痛な叫び
「大丈夫何とかするから」
僕が着く前にルスターは、うつ伏せで倒れてる。
僕は、ルスターの元につき、ポーションを取り出し
「飲んで!早く、早く」
僕は、ルスターに膝枕してあげて、ポーションの瓶を口元につける。
飲まない、もうひとつのポーションの瓶を開け、ルスターの横っ腹にかける。
出血は、止まったが回復が遅い。
僕は、悩むことなく自然と、ポーションを口に含みルスターに口付けでポーションを飲ませる。
「ゴクゴク」ルスター
飲んでくれたーーー!
みるみる傷は、癒えていき、治っていく。
「め、女神様・・・・」ルスター
「ルスター様ーーー」アイル
アイルは、僕達の方へ来た。
その間ミイムが皆を守!しかも簡単に・・・・ペシペシと
「ぷーぅ」(ママそろそろ来るよ!)ミイム
「え!な、なにが?」