(185)ドラゴン再び
「グオォォォォォォォォォォン」ドラゴン
「バサッバサッ」
僕達は、大きな岩の陰に隠れる。
な、なんでドラゴンがしかも昔に見た竜だ。
「ドスン」
ドラゴンが降りたとたんに地面が揺れる。
「ギャ*※▲#」ゴブリン達
「グオォォォ、ガシッガシッ、モグモグ」ドラゴン
何処からともなく現れたゴブリン達を次々食べていくドラゴン
「ひぃ、あんなのに見つかったらヤバイ、皆静かにね」
(わかったママ)ミイム
「・・・・」ゴブンと犬
ゴブンと犬は、無言で頷く。
僕は、岩影から、様子をうかがう。
マジコエーーー
「グオォォォーーー」ドラゴン
ドラゴンは、こっちを見て首を傾げ、背中に乗っていた人物が何人か降りた。
「あ、あれが勇者かなぁ(震)」
かなり距離をとっていたので話し声が聞こえないがドラゴンの頭を撫でてありがとうって言ってそうな男がいた。
僕は、ドラゴンがこっちを見た時に足が震えて動けなくなっていた。
「グガァァァァァァァァァァ」ドラゴン
ドラゴンは、洞窟に向かって火を噴いた。
さ、先に入ってなくて良かったぁ~っと僕は、胸を撫で下ろす。
「バサッバサッ」
「グオォォォォォォォォォ」ドラゴン
ドラゴンが空を飛び来た方向へ去っていく。
ま、まぁドラゴンが居なくなってくれて良かったぁ~。
「ミ、ミイムならあのドラゴンに勝てる?」
なんとなくミイムに聞いてみた。
「ぷーぅ」(ママ闘ってみないとわからない)ミイム
「そうだよね・・・・ハハ」
「オカミサン、イッチャイマスヨ・・・・」ゴブン
「う、うん、あ、足がね・・・・」
今のみたら勇気がでないよね~
勇者達は、洞窟に入って行く追わなくては。
「ゴブンと犬は、待ってて危なくなったらチャムの所まで逃げていいから」
「ワカリマシタ、ワレワレハ、ココデマッテマス」ゴブン
「カチカチ」犬
ゴブン達をおいて僕とミイムで歩いて勇者達を追う。
なかなか距離が離れてしまったので追いつくまで大変そうだ。
ミイムには、小さくなってもらい僕の左肩に引っ付いてもらた。
遠目で6・7人居たように見えた。
しばらく歩きゴブリンが現れた!
「ギャ・▲・#」ゴブリン
だいぶ弱っている。
「ひぃ」
「ぷーぅ」(ママ大丈夫だよ)ミイム
「シュ」
一瞬のうちに肩に乗っているミイムがツルのような物をゴブリンに打ち付け、ゴブリンは、真っ二つになり遅れて血が垂れる。
す、凄いけどエグイ
なんとか月以外ミイムに勝てない訳だ!あ~あと雷鬼か!
倒したゴブリンの先には、ゴブリンの死体がそこらへんに転がっている。
勇者が通った道が分かりやすいが気色悪い。
「はぁーーー」女の兵隊エルフ
「ぐにょ~~ん」
「わ!」
「ぐ!」女の兵隊エルフ
女の兵隊が剣をかまえながら襲って来たのをミイムが体を伸縮し、女の兵隊を捕らえる。
「放せ!はながばばばば」女の兵隊エルフ
「ミイムやめなさい、放してあげて」
「ぷーぅ」(はーい)ミイム
「はぁ、はぁ、なんてスライムだ」女の兵隊エルフ
「す、すみません、で、でも急に襲ってきたのが悪いですよ」
「ああ、すまん、ゴブリンだと思って」女の兵隊エルフ