(184)勇者のもとへ
ああ、この山登ったら居るのかぁ~(ゴブリンor勇者)
ちょっと憂鬱だ。
山を登る前に1日かけて準備をする。
まず、蟻達に名前を与えた。
蟻達の名前は、犬、雉、猿にした。
そう、あの鬼をみたら三匹で思うと言うよりとっさに思い付いたのがこの名前だった。
蟻なのに犬、蟻なのに雉、蟻なのに猿・・・・ちょっと可哀想だったかな?
それと山を登るのも僕とミイム、ゴブン、犬だけにした。
アニを連れて行くのは、論外だしチャムは、暴走しそうのでこのメンバーだ!
なので待機メンバーは、チャム、アニ、リブゴン、ゴブブン、雉、猿だ。
待機させるのも暇だろうし遠回りして、湖に先に行くように言った。
もちろんチャムは、必死に拒んだ!
アニは、案外素直に了承した、多分チャムがだだをこねまくっていたからだろう。
まぁ、準備の1日がほとんどチャムの説得にかかっていたのは、言うまでもないかな。
あとは、ジンジャージからもらった大きな樽を使って、プランターにした。
樽を横に切り土を入れヤンチを出す、これで移動式ヤンチプランターの出来上がりだ!
だだ騒がしいのが欠点だ・・・・(泣)
一応、チャム、アニ、リブゴンには、ヤバそうな奴が来たらこのヤンチプランターを捨て逃げろと伝えておいた。
命最優先、これは子供達にいつも言い聞かせていた。
僕は、昔殺された土人形の事をひきずっている。
もうあんな思いしたくない。
それと、ジンジャージからもらった服を見てて変な物があった!な、なんだヒモだけ?っと思ったら水着ぽい下着だ!こ、こんなの着る奴いないないよっとジンジャージに訴えてやりたい気持ちでいっぱいになった。
ただ、今思うとグラビアアイドルは、凄いなーっと思いこのヒモもとい下着を衣服の奥にしまった。
まぁ~他にも色々あったがプイプイ草は、嬉しかった。
これでポーションを作れる、小さな空き瓶に僕が作ったポーションを入れストックができたのでチャム達にも渡しておいた。
あとは、皆で塊ってゆっくり眠った。
朝起きて、今日の目的を自分の心の中で確認、まず勇者達を説得したらそこでチャム達と合流してカズアの所に行き、ドアーフ達を保護してもらえばいいやという考えてだ。
我ながらアッパレだ必ず、成功させる。
「よーーーし!がんばるぞ!」
しばらくして、皆起きる、蟻達は、僕より早起きだったけど他は、おねぼうさん達だ!
なんとなくラジオ体操を思いだしながらイッチニ、イッチニっと体を動かし朝飯を食べいざ、勇者のもとへ。
ただ最大の不安は、勇者達が居ないであの長秀達に会ってしまうことだ。
「チャム、また後でね、チャムがお兄さんなんだからしっかり皆を守ってあげてね」
「ぷーぅ」(うん、早く合流してね、ママ約束守ってね)チャム
「わ、わかってるってアニも気をつけてね、それじゃあ又後でねーーー」