(182) 馬車の片付け
「モグモグ」
「これは、美味しい、へぇ~この雑草調味料になるのか~、獣臭かったのに臭みが消える何てねぇジンジャージって凄いね」
皆集まったので、さっきの猪を皆で食べる。
ここまでの道のりでいろいろな魔物を食べてきた、蛇や蜘蛛や猪さらに天道虫や飛べない木菟なんかも食べたどれも僕よりでかく獣臭かった。
「そ、そ、そん、なこと、へ、へへ、ないですよ」ジンジャージ
「ケッケケケ、ムシャムシャ、ケッケケケ」リブゴン
「ギャ*※▲#」ゴブブン
「オカミサン、コレオイシイ、デスネ」ゴブン
「カチカチ」ミミアント達
おいおい、ゴブリンくん達よジンジャージがひいてるよ。
「マーマ僕ミルクが飲みたい」アニ
「ぷーぅ」(アニ、俺が先だぞ!)チャム
「え!」
「ミルク?何ですか!まだヤンチの他にもあるんですか?魔物が欲しがるミルク気になりますね」ジンジャージ
「え、あ、いや・・・・な、なんでもないですよ」
「ぷーぅ」(ママを困らせるなよ。)ミイム
「ぷーぅ」(そうだぞ、ママを困らせるな人間!)チャム
「?」ジンジャージ
「ぷーぅ」(アニとチャムに言ってたんだ(怒))ミイム
「ごめん兄貴」アニ
「え!え、ゴブリンがスライムに謝ってる・・・・な、
なぜ?こんなチンチクリンのスライムにこんなにデカイゴブリンが・・・・」ジンジャージ
「ぷーぅ」(ママ、デザートこの人間でいい?)チャム
「チャム駄目だよ」
引き吊る笑顔でチャムに言ってた。
「ア、アリアさん本当に凄いですね、魔物と話ができるなんて」ジンジャージ
「この子達だけですよ・・・・」
僕は、ミイムを膝の上に置きミイムを撫でながらジンジャージと話す。
「ぷーぅ」(////)ミイム
「ぷーぅ」(ズルイ兄ちゃん)チャム
「そうだ、お腹もいっぱいになったし、そろそろ行きましょう」
「そうですね」ジンジャージ
そお言って僕達は、ジンジャージの乗っていた馬車へ向かう。
ジンジャージが必死になって走っていただけあって、けっこう歩いた。
馬車は、やはり壊れていた。
馬車を引いていた鶏も無惨に死んでいた。
「なんとか、お金は、無事だ、良かった~」ジンジャージ
やっぱりお金より命だよね、大事だよそおいうの。
「良かったですね(笑顔)」
「はい!ありがとうございます」ジンジャージ
ジンジャージは、僕の手をとり喜ぶ。
「人間気安くマーマに触れるな!」アニ
「ひぃ、」ジンジャージ
「アニ!いいのこんなに喜んでるのに、あんまり睨まないであげて、ね」
「ぷーぅ」(そうだぞアニ、ママは、人間が好きなんだから邪魔しちゃいけないよ、チャムもだぞ!)ミイム
「ぷーぅ」(なんで俺まで・・・・)チャム
「わ、わかったよ兄貴」アニ
「ぷーぅ」(お前らなぁ、来る途中何回人間殴ろうとした?)ミイム
「ぷーぅ」(し、してないよーーー、アニあっちで遊ぼうぜ)チャム
そ、そんな事しそうだったのーーー
チャムとアニは、遊んでくると言ってここから、っと言うかミイムから逃げるように居なくなった。
「人間、コレ使えるか?」リブゴン
「う、うんありがとう」ジンジャージ
「ギャ*※▲#」ゴブブン
「?」ジンジャージ
「コレハ、ットイッテイル」ゴブン
「あ、ああ、ありがとう、それも運んでくれ」ジンジャージ
「ぷーぅ」(人間不便だな僕達の言葉解らないから)ミイム
「そうだね、まあ仕方ないよ、僕もミイム達以外解らないし」
「いやーーー助かりますよ、ゴブリン達は、恐いイメージあったんですけどアリアさんの仲間だけあって皆凄い優しいですね」ジンジャージ
「うん、うん、そうなんですよ、皆イイやつらなんです(笑顔)」
「本当いいパーティーだ!ただ気をつけて下さいね、魔物は、冒険者達に狙われるから、いくらいい魔物でもわかってもらえないかもです。」ジンジャージ
「ありがとう、気を付けます。」
そんなこんなで荷物をミミアントに乗せ、ここを出発する。
驚いた事に、少し行った所に舗装された道があった。
「マーマ置いてかないでーーー」アニ
「ぷーぅ」(置いてかないでーーー)チャム