(177)目的地へ
「アニ、お待たせすぐに移動しよう。」
僕は、アニ達に声をかけ、すぐに出発を促した。
なぜ?って勇者がこの土地を訪問した後でここいらの魔物の退治をするらしいからだ。
まず、ミイムやアニ達は、対象だろう。
子供達ともっと遊びたかったが、勇者の力がわからないし、何人いるかもわからない。
勇者のパーティー、一人一人が雷鬼みたいに強かったりしたら、まず有無をいわさず全滅だろう。
ちょっと会っては、見たかったけど。
因みに大人達とは、まったく話を聞けなかった。
子供達に、ケットモ村が何処に在るか聞いたがわからず、封印の山は、何処って聞いたら西の方を子供達は、指差していた。
子供達は、悪さをするとあそこの山に閉じ込めるぞ!
っと親から言われてるらしく、皆が山を指差していた。
あと西とわかるのは、太陽が沈んできたからあっちが西だろうと言うだけで確証はない。
アニの所に着いたのが真夜中だ、子供達と遊びすぎたと言うかなかなか帰してくれなかった。
まあ、封印の山が何処に在るかわかった、だけでもよしとしよう。
レイム達と会えたどうしようかな、魔物の村でも作るか、それとも冒険しようかな、メーデー元気かな、僕とそんなに歳変わらないし、きっといい男になってるんだろうなぁ、レアは、チャムと少し似てるとこあるからな、やんちゃなまんまじゃなきゃいいけど、レイムとアドルは、心配ないなあの子は、けっこう落ち着いていたし。
もしかしたら子供達が増えてたりして、嬉しいような悲しいような、そもそも自分の子供を落とすエルフの文化みたいなのが最悪だ!そもそもハーフだって、黒くてもいいじゃないか!子供は、皆可愛しね。
でも封印の山は、エルフが守ってるんだっけまあ、ミイムやチャム、アニが居るからエルフ位なら殺さず倒せるか、勇者は、ヤバそうだけど。
僕は、そんな事を思いながらミミアント上で寝ていた。
それから、朝になり起きる。
「ん~~、おはよう」
「ぷーぅ」(ママおはよう)ミイム、チャム
「マーマおはよう」アニ
「オハヨウゴザイマス、オカミサン」ゴブン
「zzzzz」リブゴン
「ギャ*※▲#」ゴブブン
「カチカチ」ミミアント1,2,3
夜通し、ミミアント達は、移動してくれてた。
ホントにいい働き蟻達だ、もちろんアニも一緒に歩いていた。
きっと疲れただろうし
「池か休憩できそうな場所あったら休もう」
っと僕は言い、僕達は、林の中休憩する。
さすがに池は、なかった。
あ~水浴びしたい。




