(172) 八つ当たり注意予報
「うわーーー」
布団だ!布団がある。
き、気持ちいい。
いやいやいや、それどころじゃない。
早く逃げなくては。
手足をガチガチに縛りやがって。
僕は、シャクトリムシみたいに動く、手が後ろにあるから動きづらい。
「あ!・・・・し、しまった。」
シャクトリムシみたいに動いていたせいで、む、胸から、ミルクが出てるのがわかる。
あ~あ~お漏らししたみたいだ。
そんなのどうでもいい、早く、早くこの場から、立ち去らないと。
僕は、縄を切る物を探す、シャクトリムシ状態でミルクをばらまきながら。
その時、襖が開く
「おお、いい匂いがするでわないか!」ボス(長秀)
タイムオーバーだ!
「は!」
なんの匂いだよ!乳か、ミルクか、おっぱいか!
「まあ、よい、でわでわ」ボス(長秀)
「こ、こないで、こないで」
犯される、犯される、嫌だ。
あの時の恐怖がよみがえる。
「つる~ん、ドッゴ、う、うぅ・・・・」ボス(長秀)
長秀は、足を滑らし頭を打ち気絶したらしい。
な、なんとドジな奴だ。
そ、そんな事より、早く脱出しなくては、マジで犯される。
早く、早く、早く。
!襖だ!襖が開いたままだ!
「うんしょ、うんしょ」
く、くそ!どんだけミルクでるんだよ。
襖の先から、自分のミルクのせいで滑る。
凄く綺麗なフローリングだ。
ゴブリンの癖に綺麗好きか!
「ドガン」
大きな音と共に、カイリと闘っていた人物がそこには、居た。
「ツッーーー、あの爺殺す」謎の人?
「あ!」
謎の人と目が合ってしまった。
謎の人?は、ボスが倒れてるのを見た。
「き、キサマ、紅月、紅月は、居ないのか!」謎の人?
「は、何事ですか?雷鬼様」紅月
「紅月お前が居ながらなんということだ!」雷鬼
「す、すみません、雷鬼様」紅月
「ボスは、息はある、早く治療しに、僧月の元へ連れていけ!」雷鬼
「わかりました。」紅月
「エ、エルフの癖に、ボスに何をしたー」雷鬼
僕は、片手で胸ぐらを掴まれ足が浮いている。
「ぐ、ぐるじぃ」
「ポタッポタッ」
ホント、お漏らししたみたいに、ミルクがけっこう出てたみたいでズボンから、ポタッポタッっとミルクが落ちる。
「ガシッ」
雷鬼は、もう片方の手で乳を掴む。
「痛い、痛い、やめ、痛い」
思いっきり乳を掴まれ僕の胸を掴む手を通してミルクが垂れる。
「ああぁぁぁ、や、やめ、て痛い、痛い潰れる、ぐるじぃ」
「ボスに、何をしたー」雷鬼
「じ、じぃぶんでぇぇ、ああぁぁぁイダダァァァァァ」
「何をしたー」雷鬼
「シャンシャン」
「チッ」雷鬼
「ドッゴ」
僕は、投げ捨てられた。
「ツッーーー、あ、ああぁ」
壁に肩が当たりかなり痛かった。