(171) ×長秀×
「おい、起きろ」***
「へ!?」
正座のまま、2体のゴブリンに腕を押さえられ、頭も掴まれている。
「おい、ボスが来たぞ頭を下げろ」赤色ゴブリン
「ギィ**▲#」ゴブリン達
「痛い、痛い」
額を地面に押さえ付けられた。
「黙れ」青色ゴブリン
なんなんだ!
「頭を上げろ」ボス
「ギィ※#▲」ゴブリン達
ボスの顔を見た。
そこら辺のゴブリンと変わらないただ顔に火傷の痕が生々しく残っている。
うわぁ~痛そう
「おぬしも、我を見てその様な顔をするのだな」ボス
「へ!」
「この火傷の痕がみすぼらしいか、私は、お前達エルフに、火をつけられ、住む所を奪われこの洞窟で、復讐するため機会をうかがっているのだ。」ボス
「いや、僕じゃない」
「うるさい!!」ボス
なんだ、なんだ僕関係ないし、蟻達も関係ないじゃん、しかもこいつ弱そうだし、何でこんな奴にこんなヤバイゴブリンが従ってんだ?
「あ~~顔の傷が痛む、この体になってから、女を見るとムラムラする。」ボス
「ボス、まだ黄月が苦戦してるみたいで私も、手伝いに行ってもよいですか?」青色ゴブリン
「良いぞ、青月」ボス
「は、それとその女、ボスと同じ様に名前をつけれる力が有るみたいです。」青月
「ほ~~、でかした青月、後で褒美を与えるぞ」ボス
「は、ありがたき幸せ、では、行って参ります。」青月
「シュ」
忍者!忍者なの?早くて見えなかった。
「おい、エルフの女よ、我に、名前を付けろ、そおすれば、お前には、優しくしてやろう、ありがたく思えよ」ボス
「あ、はぁー?」
「我の名前は、長秀だ!、さあ、我に名を付けるがいい」ボス
「・・・・・」
だ、大丈夫か?名前つけちゃってヤバくないよな、大丈夫だよなぁ?
「あ~そうか、お前達離してやれ」ボス
「ギィ**▲#」ゴブリン達
僕は、自由になった、でも回りは、ゴブリンだらけ、特に赤色のゴブリンが睨みをきかせてる。
「な、ながひで・・・・」
僕は、ボスの肩に手を当て名前を付けた。
ん!長秀?日本人?もしかして、こいつ日本人?今気付いた。
こいつきっと日本人だ。
「あ、あの~」
「オオーおおおおおーーーー力が力が漲る」ボス(長秀)
やべ、聞いてない。
成長もしてない。
なんなんだこいつ。
「そやつを縄で縛って我の部屋に連れて参れ紅月」ボス(長秀)
「は、」紅月
えー赤じゃないの紅なのなら、暁とかの方がカッコいいのにっとか思いながら縄で縛られ連れて行かれる僕だった。




