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ダークエルフの大家族   作者: zeiru
第三章 恐怖のゴブリン編
170/401

(170) お城前の大乱闘

奥へ、奥へ、進む。


カイリは、迫ってくる、ゴブリン達をバッサ、バッサっと斬り捨てていく。


本当に頼もしい。


すると、今までと違う広い空間に出た。

光る石がかなり埋め込まれていてかなり明るい。


なんと、お城?お城だ!凄い、凄い、堀とかは、ないけど、日本のお城そのものだ!瓦細工のお城だ!


家紋みたいのもある。

円の中に、×印だ。


「ホッホッホッホ」謎の人?


「ギィギィ、クソ」アニ


辺りに、蟻達とリブゴンとゴブブンが倒れている。


「アニ!」


「マーマ!、逃げ」アニ


「ドフ」


「グッハ」アニ


アニは、お腹を殴られ、片膝をついた。


体格差があるのに、アニは、おされている。


「ホッホッホ、エルフの女ですか、ボスも喜ぶ、ホッホッホ」謎の人?


「キン」


「カチカチ」(ママ、任せて)カイリ


「危ない、危ない」謎の人?


なんなんだ!、手をかざしただけでカイリの一撃を防いだ。


僕は、ミミアントから降り、アニの所へ、走った。

他の所からも、敵のゴブリンと仲間の蟻達も続々来る。


「ゲホ、マーマ、ごめんあいつ強い」アニ


「早くこれ飲みなさい。」


僕は、ポーションのビンをあげた。


「ゴク」アニ


「ウオオオォォォォォ」アニ


「ギィ※・・」ゴブブン


!ゴブブン、リブゴン両方まだ息がある。

僕は、走る蟻達が闘っている中をアニに、守られながら。


「ほら、あなた達も飲みな」


「ゴク、ゴク」


「ギィ*○※#」ゴブブン


「イテテテテ、あんにゃろ~」リブゴン


「ギィ**▲#」敵ゴブリン


「ガシッ」


「ギィ◆*#*」敵ゴブリン


アニに敵ゴブリンは、捕まりアニは、敵ゴブリンをお城に投げた。


「バシ、ベチョ」


「俺様に、喧嘩売るとは、いい度胸だ。」黄色ゴブリン


投げられたゴブリンは、黄色ゴブリンにハエ叩きのように、地面に叩きつけられ、地面で潰れている。


ぐちゃぐちゃのゴブリン、気持ち悪。


「マーマあいつも強い、逃げて」アニ


「嫌だ、逃げるなら、皆一緒じゃなきゃもう嫌だ。」


「リブゴン、マーマを連れてけ!」アニ


「オウヨ」リブゴン


リブゴンは、僕を肩で担ぎ、連れて行こうとする。


「嫌だ、嫌だ」


「暴れるな」リブゴン


リブゴンには、僕を連れてけないだろ、僕も少しは、アニ達の役にたつんだ。


「ガハハハハ、逃がす訳ないだろ。」黄色ゴブリン


黄色ゴブリンが立ちはだかる。


「ウオオオォォォォォ」アニ


「ガシッ」


「は、早く」アニ


「なかなか、お前もボスの下につかないか?」黄色ゴブリン


「グッ、ふざけるな!」アニ


黄色ゴブリンの方が小さいのに、アニがおされている。


「が、があ、マーマ早く」アニ


一方的に、アニは殴られる。


「イヤーーー」


強い、強すぎる。

あのアニがおさえるので、いっぱいいっぱいだ。


「ドドドドーーーグッハ」黄色ゴブリン


その時だ!


「ぷーぅ」(だからこっちだって言っただろ。)ミイム


「ぷーぅ」(あっちの方が美味しそうな匂いしたんっもん)チャム


「はぁ、はぁ、アニサンガタ、ハヤスギデス」ゴブン


黄色ゴブリンは、ぶっ飛ぶ。


「アニギ」アニ


「テテテ、なんなんだ」黄色ゴブリン


「ぷーぅ」(チャム、カイリの所に行け、僕がこいつを倒す)ミイム


「ぷーぅ」(わかったよ、ママの側が良かったのに)チャム


あのオレンジのゴブリンを倒してたんだ。


「ぷーぅ」(ママは、離れていて危ないから、アニお前もだ)ミイム


「オカミサン、イキマスヨ」ゴブン


「ハッハッハ、ナメられたもんだ。スライムなんぞに俺様が倒せるのか」黄色ゴブリン


「グッハ、」リブゴン、ゴブブン、ゴブン


その時!


「手伝おうか?」青色ゴブリン


「ハ、大丈夫だ、お前は、ボスの所へ、その女でも運べ」黄色ゴブリン


ま、また強そうな?ん?小さい、けど、ゴブン達は、白目をむいて倒れている。


背丈は、僕の半分位でアニより薄い青色ゴブリンだ。


「させるかーーーーーー」アニ


「何処殴ってるんだ?」青色ゴブリン


「肩だ!」


「な、!」アニ


「ボゴ」


「あ"、あ"、」アニ


「ドサッ」


アニの巨体が倒れる。


「アニーーーーーー」


「ぷーぅ」(ふざけるなーーー)ミイム


「お前の相手は、俺だろ?」黄色ゴブリン


「ぷーぅ」(邪魔だーーー)ミイム


「ドフ」


「ミ、ミ、ん」


僕の視界は、真っ黒になる。

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