(166)行き止まり!
「ん、んーーー」
ね、寝ちゃた。
辺りは、まだ、薄暗い。
前屈み(まえかがみ) で倒れてるゴリリンの肩の辺りで寝ていた。
「このー・・・・」
ゴリリンの肩を殴りツーと一粒の涙を流し、籠から、必要な物を持てるだけ取ってミミアントに乗る。
「ありがとう」
「カチカチ」ミミアント
僕は、ミミアントに乗りずっと僕の側を離れない蟻に、感謝を伝える。
ミイムとチャムは、大丈夫って言ってたし、あのオレンジゴブリンは、気になるけど信じるしかない。
それよか、カイリとアニだ、ミイムとチャムが苦戦している敵がいるのだから、それよかヤバイ奴は、いるはずゴリリンのおかげで、ヤン樹の実は、ある、ヤン樹の葉も、ポーションも7個カイリとアニにこれで、協力できる。
「行くぞ!」
「カチカチ」ミミアント
少し歩くと、(ミミアントが、)洞窟が、いくつもあった。
いろんな洞窟から、騒がしい音が聴こえる。
「ど、どこにいるんだ・・・・・」
「カチカチ」ミミアント
ミミアントは、適当に近い洞窟に入った。
だ、大丈夫か?
何かのアトラクションみたいだ。
部分部分に、光る石が嵌め込まれてる。
いつみても綺麗だ。
ただし、下さえ見なければだ。
やはり死体がそこら辺に転がってる。
けっこう、寝ちゃたからなぁ・・・・・
どんどん、どんどん奥に進んで行く・・・・
だんだん何かおかしいことに気が付く。
上の方に比べ、奥の方が蟻の死骸が、多い。
「カチカチ」ミミアント
「ん!!」
行き止まりかぁ、チクショウ。
何の為の洞窟何だろう、一直線だったしなぁ。
とりあえず、戻ろう、っとその前に、ヤンチを出し喉を潤した。
「戻ろう」
「カチカチ」ミミアント
来た道を引き返す。
時間だけが取られていく。
往復二時間位かな、すっかり日は昇っていた。
まあ、何もなく、戻って来れたからラッキーちゃラッキーだたな。
次の洞窟に、行く前にヤンチを出し、僕と蟻は、喉を潤した。
「よし、次行こ。」
「カチカチ」ミミアント
いくつもある洞窟から、また一つ選ぶ。
入り口が他と比べると大きいやつにした。
今度は、大丈夫どろうか?
心配だ。
また、どんどん、どんどん、どんどん、奥に進んで行く。
20分位行った所で洞窟が3つに、分かれている迷路かぁ?
「カチカチ」ミミアント
「そうだね、僕も真ん中がいいと思うよ」
たまたま、蟻と僕は、真ん中がいいと思っていた。
「い、行こ」
「カチカチ」ミミアント