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ダークエルフの大家族   作者: zeiru
第三章 恐怖のゴブリン編
164/401

(164) 強敵現る

「カチカチ」刀アント


片腕のない、刀アントがやって来た。


「オカミサン、タブンコイツガ、ハコンデクレルミタイデスヨ」ゴブン


「そ、そう、それじゃあ早くいこう。」


僕は、ゴブンの腕をとり、刀アントの上に乗る。


「カチカチ」刀アント


「オ、オカミサンソロソロ、テ、テヲハナシテクダサイ、タ、タエラレナクナリソウデス」ゴブン


「は!、ごめんつい」


そうだ、ゴブンは、僕を襲わないように、耐えてくれてるのに、自分から、自殺行為な真似するなんて、ゴブンに申し訳ない。


でも、不安の中、知ってる奴に会うと吊り橋効果で緊張や、気が緩んでしまう。


「カチカチ」刀アント


僕は、首元、ゴブンは、お尻の辺りにいる。

片手が無いためか、けっこう、カックン、カックンっと揺れる。


僕は、時たま後ろを向き、ゴブンの様子をみる。

この揺れだ、落ちていないか心配だ。


ゴブンは、しっかり、刀アントのお尻で後ろを見張りながら斧を持ちひっついている。

なんとも器用なものだ。


しばらく進むと、ミイムとチャムが大きな鬼見たいなゴブリンと闘っている、アニに似ているが、色がオレンジ色している。

その他にも、ゴブリンが20体位いる。


こっちは、ミミアント3匹に兜アントと、刀アントだけだ。


ただミイムとチャムとオレンジのゴブリンとの闘いを見ていて誰も動かない。


「女!女の匂いがするぞ、テメーら、捕まえてこい」オレンジのゴブリン


「ギィ**▲#」ゴブリン達


や、ヤバイ、バレた。


「ぷーぅ」(ママ、逃げてこいつなかなか強い。)ミイム


ゴブリン達がこっちに走り出してきた。


「ぷーぅ」(キサマらーーー)チャム


「ふん」オレンジのゴブリン


「ベチョ」


チャムは、オレンジのゴブリンに殴られ壁にぶつかる。


「チャム」


「ぷーぅ」(へ、へへ大丈夫、ママは、逃げて)チャム


「カチカチ」ミミアント達


「オレモ、テツダイマス」ゴブン


オレンジのゴブリンが向かってきた。


「ブーーーーーーン、ドガ」


「ぐっ!!」オレンジのゴブリン


「ぷーぅ」(ママ早く、逃げて僕とチャムだけじゃ、こいつでいっぱいいっぱいだ、他のゴブリンまで手が行かないだから、ママお願いだから、逃げて)ミイム


「ぐっ」僕は、拳を強く握りながら

「わかった、わかったから、あなた達危なくなったら、逃げなさい。」


・・・・


「いい?わかった?」


「ぷーぅ」(わかってるよ、ママは、心配症なんだから)チャム


「ぷーぅ」(もちろん、ママ、大好きだよ)ミイム


「オカミサン、ダイジョブデス、イッテクダサイ」ゴブン


「カチカチ、カチカチ」ミミアント達


「カチカチ」刀アント


一匹のミミアントが僕の方に来て刀アントと交代した。


「ギィ**▲#」ゴブリン達


「皆頑張って、生きて、戻って来なさい。頑張れーーー」


「逃げるぞ!早く行けーーー」オレンジのゴブリン


「ギィ?」敵ゴブリン


オレンジのゴブリンは、一体のゴブリンを掴み僕の方へ投げてきた。


「ギィーーー」敵ゴブリン


「ギシャ」


敵の飛んできたゴブリンは、真っ二つになる。


「ハヤク、イッテクダサイ、モウ、パワーアップ、シテマスカラ、ダイジョブデス」ゴブン


「わ、わかった、お願い」


「カチカチ」ミミアント


ミミアントは、更に上を目指し進む。

今乗ってる蟻は、最初の蟻に比べ二回り位小さい。

それでも、ミニクーパー位だ。


こんな小さな蟻も闘っているのかぁ~ダメだ泣いちゃ。

涙が垂れてきたので、袖で拭き前を向き進む。

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