(154)再会の息子達
「ん~~、気持ちいいーーー」
僕は、両手を上げ伸びをした。
久々の日差し、サイコー。
どのぐらいだろ意外と早かった、2時間位かな、しかもゆっくり歩いてだ。
ここは、ちょっとした丘になっていて、旧ドワーフ村が見えた。
カヤノンは、目を潤ませボロボロの村を見ている。
とりあえず、旧ドワーフ村に僕達は、向かって歩く。
もしかして、走って逃げたドワーフの女性達は、旧ドワーフ村に居ると思ったからだ。
「ふーーーやっと着いたーーー」
「カチカチ」ミミアント
ミミアントだ!!
「カチカチ、カチカチ、カチカチ」ミミアント達
ミミアント達が集まってきた。
凄い数と、村が前に、見た時と大分違くなっていた。
な、なんなんだあの大きなクレーターは・・・・
「マーマあぶ・・・・」アニ
「え!!」
凄い速度で、僕にぶつかってきた。
「ベチョ」「ベチョ」
「ぷーぅ」(ママ、ママ)ミイム
「ぷーぅ」(ママ、ママ、ママ)チャム
「ミイム、チャム、良かった、良かったまた会えて。」
僕は、突然来た息子達に、頬擦り(ほおずり)した。
「ぷーぅ」(ママーーーーーー)ミイム、チャム
スライム達は、興奮状態だ。
後ろの方から、僕と同じ位の赤い人影が大きい剣を持って近付いてくる。
「う、うしろ、うしろ。」
「ぷーぅ」(どうしたの?)ミイム
「ぷーぅ」(ママ、ママ)チャム
「マーマ僕も・・・・」アニ
「ぷーぅ」(ああぁ)チャム
チャムがアニを威圧してる。
アニがチャムに威圧されてる。
チャムの方がかなり小さいのに、え!?、なんで?って感じだ。
それより、赤い人影がもう目の前だーーー
「カチカチ」(ママ)カイリ
「ドン!!」
デカイ剣を地面に刺し、4つある腕を大きく開く、因みに二足歩行している。
大きくなったカイリを抱いたことがないのでミイムとチャムを優しく地面に置いて、カイリにはぐした。
「カチカチ」(ママ、ママ嬉し、嬉しいよママ)カイリ
「ぷーぅ」(カイリ、ズルイ)チャム
「ぷーぅ」(まー、まー、落ち着いてたまには、カイリに優しくしなよ)ミイム
「マーマ、マーマ」アニ
アニは、小声で僕の事を叫ぶ。
「ナ、ナンナンダ」ゴブン
「ギィ**▲#」ゴブブン
「**#▲ギィ」ゴリリン
「ヤメトケ、アニーガ、アンナニモチヂマッテル」ゴブン
「ケケケケケ」リブゴン
リブゴンが僕とカイリに割って入ろうと飛び掛かってきた。
「ゴン」っと鈍い音と共にリブゴンが吹き飛ばされる。
「ぎぇぇぇーーー」リブゴン
チャムが一発でリブゴンを吹き飛ばしていた。
なんなんだ。
「カチカチ」(ママ、ありがとうそろそろ離れないとチャム兄が暴れる)カイリ
「う、うん・・・・」
「ぷーぅ」(ママーーー)チャム
チャムは、また僕に飛び掛かってきた。
それをミイムがそしした。
「ぷーぅ」(チャム)ミイム