(149) 9人
「ああああぁぁぁぁ、いやぁぁぁ」ドワーフの女性達
皆ヤンチの樹液を飲んで、落ち着いたらしく。
放心状態の女性とお腹が大きくなっているドワーフの女性以外皆走って居なくなっていた。
ちょっと心配だ。
「も、もう・・・・、こ、殺して」妊婦のドワーフ
「だ、だめだよ、あきらめちゃ、ね、ね、大丈夫だから」
「そうだぞ、マーマが言ってるんだから」アニ
「ひ、ヒャャャーーー」妊婦のドワーフ
「アニ!まだ向こうに、行ってなさい。」
「マーマが言うなら・・・・」アニ
アニは、寂しそうな背中で放心状態のドワーフの女性達の方へ行く。
体は、大きいのに少し小さく見えた。
背中で語るな!
「うぅぅーー、嫌だよょー、もう、やだょょー」妊婦のドワーフ
「うん、うん、辛かったよね、もう大丈夫だからね」
僕は、妊婦の背中をさする。
すると、妊婦は、僕の胸に、顔を埋め泣きだした。
「うぅ~、死にだくない、産みたくだいよょょ」妊婦のドワーフ
「うん、うん、よしよし」
僕は、この子が泣き止むまで僕の胸を貸してあげた。
もう少し僕の胸大きければなぁ~、まぁ前より大きくなったから、文句は、言えないかぁ~。
「あ、あり、ありがとう、へ、へへ」妊婦のドワーフ
ち、ちくしょー可愛じゃないかー男だったら、僕が襲ってしまいそうだ。
「よしよし」
「い、いい匂い」妊婦のドワーフ
また、僕の胸に顔を埋めた。
すっかり落ち着いてきたみたいだ。
今は、アニとゴブンと放心状態のドワーフ五人と妊婦のドワーフ一人かぁ~これならアニに放心状態の人達を運んでもらえるし、妊婦のドワーフは、ゴブンに担いでもらえば、ここから脱出できるなぁ~。
問題は、放心状態の方々が落ち着いてアニに運ばれるかと妊婦がゴブンの事が大丈夫かどうかだな。
まあ、妊婦が、ゴブリン産んでから行動しないとだな。
残酷だが、産まれたゴブリンは、アニに倒してもらうしかないけどね。
「そおいえば、名前は、ある?僕は、アリアだけど。」
「あ、はい私は、カヤノンです、ドドルゴ・カヤノンです。へへ、久しぶりに、名前言いました。へへ」カヤノン
カヤノンは、潤目で、笑っていた。
この短時間でお腹もみるみる大きくなっていってる。
「カヤノンいい名前だね、ここからでたらドワーフの村に行こうね。」
「うん」カヤノン
「そしたら新しい生活が、まってるからね」
「うん」カヤノン
「これから忙しくなるよ。」
「う"ん」カヤノン
カヤノンは、又泣いてしまった。
よしよしっと頭を撫でる。




