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ダークエルフの大家族   作者: zeiru
第三章 恐怖のゴブリン編
146/401

(146) 愛そう

「まぁーまぁおどぉろかあないでぇぇ、ぼぉくだあぁよ」青鬼見たいなゴブリン


「え、えぇ、大丈夫、わ、わかるから・・・・」


「まぁーまぁ、そ、そおれぇえより、あぁの~ゴォブリンがあ、ドォワーフゥのぉおんなぁをぉ~かえすぅかぁら、ぼぉくのぉこぉぶぅんになりぃたいって、いってぇるんだけれぇど、どおぉすればいいかぁな?」青鬼見たいなゴブリン


え!そ、そんな事言われても僕には、どおすればいいかな?でも、人質優先かなぁ、やっぱり、暴れてもこの子が何とかしてくれるでしょう。


「い、いいんじゃない?そ、そのかわり、絶対に、ぼ、僕達を襲わないように、ちゃんとま、守って」


「まぁーまぁ、あぁりがあとうぅ、もぉうにどとぉあんなぁことしなぁいから、まぁーまぁ、ぼぉくを~みすてぇないでぇぇいいこぉになるからぁ」青鬼見たいなゴブリン


まあ、そうだよね、産みたく無くても産んだからには、可愛がって、(しつけ)をちゃんとして、いいこに育てなくては、いい大人には、・・・・ってもともと子供いないし育てた事ないし、もともと僕より大きいし、これからどうする。


「よし!!」


僕は、何が何だかわからなくなってきたので


「ちょっと頭を下げて」


「!!う、うぅん」青鬼見たいなゴブリン


僕の胴体位の頭を近づける。


「う!!、・・・・よ、よしよし」


分かってはいたが、かなり恐い顔が近づいたのでびびってしまったが、ゴブリン達から、僕達を助けてくれたし、今からでも息子として、愛そう。


「ま"ぁーま"ぁ」青鬼見たいなゴブリン


涙を流しながら喜んでいたみたいだ。

顔は、恐いけど。

息子が喜ぶとこっちまで、何だか嬉しくなる。

やはり、名前は、無いのは、可哀想だ、よし、考えよう。


青鬼そのままじゃ、可哀想だから、アニに、しよう。

角がないから、アニにしよう。


「アニ、アニってのは、どう?名前」


「ウ"ォォーーーまぁーまぁがぁ、なばぁえ、もぉだえ"ぇるなあんでぇウ"ォォォォうでじぃー」青鬼見たいなゴブリン


ものすごい嬉し泣きだ。

地面が揺れるほどだ。


「アニ、ヨロシク(泣笑)」


なんだ、何故か僕まで涙がでてきた。


アニの体は、青紫に光に包まれ、一回り小さくなったが下の八重歯がかなり出ている。

しかも、肘から手まで青紫だ、体は、青い髪は、無い眼は、紅い。

本当に頭に角が生えてたら、鬼だ。


「マーマ、あ"りがと"う、大好き"」アニ


アニは、僕を泣きながら抱き締めた。

僕は、地に足がつかないのが怖かった。


「アハ、ハハハハヒャヒャ、ヤメ、ヤメーーー」


放心状態の女性達が僕の足を舐めてくる。

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