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ダークエルフの大家族   作者: zeiru
第三章 恐怖のゴブリン編
126/401

(126)赤蟻

「ぷーう」(ママ起きて)ミイム


「んーーー」


僕は、手を伸ばした


「おはよう、ミイム、カズア」


「おはようございます、マ、アリアさん、き、今日は、すみません」カズア


「しょうがないよ、次は、気をつけてね、でミイムどうしたの?」


「ママ」カズア


カズアは、僕に抱きつく


「ぷーう」(カズア、ズルイ僕も)ミイム


ミイムも抱きついて来た。

う、うごけない。

そうだチャムは、どこだ


「そう言えば、チャムは?」


「ぷーう」(そうそうチャムが今弟の殻食べちゃたんだった。)ミイム


「そ、そうなんです、そう言えば産まれてきたのがなんか見たことがない魔物なんです。」カズア


「ん!?」


僕は、首を傾げる


「ぷーう」(こっち、こっち)ミイム


ミイムに、着いていき、しばらく歩くと100m位先にスライムと蟻がいる。


赤いミミアント?ってか、ミミアントよりぜんぜん小さい、ポニー位だ。


僕に気がつくと一瞬で僕の前に来た


「カチカチ」(ママ)赤蟻


「ぷーう」(ママおはよう)チャム


「お、おはよう」


ちゃっかり、チャムは、赤蟻に乗っている。

赤蟻のママって僕でいいんだよね?


「カチカチ」(ママ、ママ)赤蟻


「カズア、僕がこの子の・・・」


「そうですよ、マ、アリアさんがこの子を産んだんですよ、そ、その~し、死んだようにぐったりしながら」カズア


「そ、そうですよねぇ~」


「カチカチ、カチカチ」(ママ、ママ)赤蟻


この赤蟻産まれた子供の中でも一番でかい、よく産めたなぁ、確か僕の下半身裂けてなかったけ?

赤蟻を撫でながらそんな事を思っていた。


「カズア、僕の下半身裂けてなかったけ?」


「そうですよ、ミミアントの卵が出てきたと思ったら、ズボンに、引っ掛かかって、胸の辺りまでぱっくり血が出ながら卵が出てきたっと思ったら、直ぐに裂けていたはずの所からピンクの泡が出てきて、直ぐにくっついていたの傷痕もなく、ただ、ピンク泡を触ったら凄く熱くって火傷しちゃったけどね。」カズア


そ、そんなふうに、再生していってたんだ。


「そ、そうなんだぁ~」


「もーーー、本当に心配しました。わ、私が、私がマ、マ、ママをじゃなく、アリアを殺したんじゃないかと、本当に心配しました。あんなに血が出ていたのに生きられるなんて凄いです。マ、アリアさん」カズア


「あ、ありがとう」


あまり嬉しくないけど


「カチカチ、カチカチ」(ママ、ママ)赤蟻


「どうしたの?」


「ぷーう」(名前が欲しいんだよ)ミイム


そうなのかぁ~~考えちゃうなぁ~


「カチカチ、カチカチ」(みーにぃーありがとう)赤蟻


「ぷーう」(そうだろ、そうだろなんたって、僕の兄ちゃんだ。)チャム


「カチカチ、カチカチ」(ちーにぃーは、なんもしてないし、僕の殻食べちゃうし、僕を乗り物扱いするし、酷いや酷いや)赤蟻


「ぷーう」(いーんだ、いーんだ、俺は、お前の兄ちゃんなんだから)チャム


チャムは、赤蟻の頭の上でバウンドする


「カチカチ」(やめて、やめて、頭くらくらするよ~)赤蟻


「チャムやめなさい、嫌がってるでしょ」


「ぷーう」(はーーーい)チャム





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