(12) 人を恨んだ日
男は、僕に「教会に連れてってあげるから、それまで辛抱しろよ」と言った。なんと優しい人だ。そして、僕を連れて村をでた。まぁ遠くから土人形は付いてきてるけどね。念話で、距離を取り付いてきてといっておいたのだ。男は、回りを警戒しつつ今いる所から林に沿って太陽が落ちる方向へと僕を抱え歩き出す。多分西だ。そして、夜になり周りは、真っ暗だった、ただ月明かり綺麗だった、地球で言うと、月が二周りぐらいでかい。のと月が2つある。多分一年365日ではなさそうだ。そんな事を思いつつ寝てしまった。夜だもんね、寝るよね。
そして、目が覚めると男に抱えられたまま、茂みのなかで、寝ている、死んでるのかと思ったが息はしているので、寝ている事がわかった。しばらくすると男は、起き始めて、また歩きだした。その途中途中で小さな池が何ヵ所かあり休憩をしつつ、歩いて行った。しかも発見がいくつかあった。まずは、この男の名前だ、マイホ・ホーロと言うみたいだ、一応冒険者でランクはEクラスだそうだ。EクラスのモンスターとEクラスの冒険者は一対一の戦いだと冒険者が負けるそうだ、5人パーティーでやっと互角な戦いができるみたい。+つきだとかなり劣性だとか言っていた、それとホーロと歩いているとたまにモンスターとも出会したそう、ゲームや小説アニメやマンガでお馴染みのスライムです。こいつは、ほぼ透明で、中には、核が存在していた、核を壊すと、バケツほどの水になるそうだ、ここでわかったと思うが核はクリスタルでできていて。水は、岩場にあったやつだった。因みにこのスライム人は、あまり襲わないけどいろいろな糞や死体小動物などを食べてるらしい。レモンティーの味がするのは、チョイと酸が入っていると気持ち悪くなってきた。因みにクリスタル欠片は布袋に入れてもらった。
あとは、あの村が襲われたのは、ゴブリンの仕業だそうだ、女は拐われたらしい。村近くにゴブリンの巣ができてるそうなので、ホーロは、村が襲われた後に行って巣を探している途中に、隠れていたゴブリンアーチャーに
やられたらしい。因みにこれを全部独り言で言っていた。聞いてもいないのに独り言が多すぎだよ。しかも嫁がほしーよとか。寝言でチューしよとか帰ったら娼婦館いこーとか、子供に聞かせてはいけないこととか。最低ーだったけど、ただ君が生きてて良かった、とかありがとう、など男が潤めで言いやがるから、何度か泣いてしまった。
そして歩き始めて8日目お昼位にたまたま池で休憩していると、奥から人影が7人位見えた。ホーロは、慌てて隠れようとしたが、鈴の音がしたとたんに隠れるのをやめホーロは、笑顔に、なった「助かったーゴルたちかーここだぁー助けてくれ」とホーロは、言った。「何だぁホーロかぁボロボロだな、しょうがないからこのポーション貸しにしてあげるえへへ。」と鈴のついた大きい斧を持ったツインテールの可愛らしい。女の子がホーロにポーションをかけた、するとホーロは完全回復していた。女3男5のパーティーだった。「その赤ちゃんはなに?」とゴルと言う名前の少女は言った。「襲われたクック村の生き残りだよ」とホーロは言った。「アンタねぇーあそこは、エルフやハーフエルフは、居ない村だよしかもエルフにめぇ~つけられて、ゴブリンじゃなくエルフに潰されたと思うほどのところじゃないかい。」っとゴルが言う。「そうだったのかぁーじゃあなんで赤ちゃん置いて行ったんだ?」ホーロは、疑問に思う。「あたしゃーわかんないけどね、ダークエルフだからじゃね」っとゴルは、言った
するとパーティーの一人の女がスィーと言うと林の中を凄い勢いで水が手の平からでて、一直線で、奥にいたモンスターに、当たった。「ゴーゴー」(ママぁ痛い痛いょー)‼️えー急な事にからだが動かず「おギャー」と叫んだ。まだあまりうまくしゃべれず。でた言葉が「おギャー」と泣くことだった。
土人形は、ダメージをうけて、倒れ込んでいた、今目の前にいたはずのパーティーの足は速く、土人形をすでに囲んでいた。僕の前には、ホーロとゴルと男2がいる状態だ。土人形に水鉄砲をかました女ともう一人の女で、また水鉄砲を撃とうとしていた。(逃げてー)と僕は念話をしたが、その前に土人形は、バラバラに壊されて、土人形にも、核があったらしくスライムとは、ちょと違う橙色のクリスタルを拾われてる。ところだった。「ギャーワーおギャー」っと僕は凄い勢いで泣いていた。それでもその女たちは、笑ながらクリスタルと土人形の牙と目と爪あとはオレンジ色の喉にあった部位を採っていた。この日は、ずっと泣いていたので、あと何を話していたか、全く記憶になかった。アノ女ども(怒)絶対許さない、くそ、くそ、と訳が解らないくらい怒っていた。こんなの前世では、こんなにも怒っていたことないのに。胸のあたりがかなり痛い。