(119) まだ着かない。
「カチカチ、カチカチ」先頭のミミアント
お、またか?
「カチカチ、カチカチ」違うミミアント
岩の前で何かを話している。
「カチカチ、カチカチ」先頭のミミアント
「カチカチ、カチカチ」違うミミアント
???
「カチカチ・・・カチカチ」先頭のミミアント
「カチカチ、カチカチ」違うミミアント
「カチカチ、カチカチ」先頭のミミアント
先頭のミミアントは、頷く。
「カチカチ、カチカチ」違うミミアント
「カチカチ、カチカチ」先頭のミミアント
違うミミアントと先頭のミミアントは、目の前の岩をどける。
その先には、下への洞穴がある、それにしても二匹で自分より何倍もある岩をどけるなんて。
僕達は、どんどん下へ下へ向かっている。
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
って、どんだけかかるんだよ。遠い、遠すぎでしょ、地下に入って半日は、かかっているように感じる位に遠い、スライム達は、暇すぎて直ぐに眠る。
よく寝る息子達だ。
僕も寝ようかなぁっと思った時にようやく、奥の方から光が見えてきた。
やっと着いた。
「カチカチ、カチカチ」先頭のミミアント
「カチカチ、カチカチ」ミミアント達とワン
水が湧き出ている所に着いた。
ミミアント達は、水を飲みながらくつろいでいる。
休憩みたいだ。
僕も疲れたからちょうどいい
「ん~」
僕は、伸びをした。
そのあと水を飲んだ。
おぉ、冷たくて、美味しい。
そお言えばここの巣は、寒くないなぁ、チカの所は、寒い場所が所々にあったのに。
今日は、ここで、休憩みたいだから。
ヤンチを5体出した。
「みんな、ヤンチの樹液のみな」
「カチカチ、カチカチ」ミミアント達
ミミアント達は、喜んでるようにカチカチ言っている。
洞窟に、入ったら直ぐに着くと思っていた。
僕が間違っていた。
「クンクン」
そうだ、水浴びしよう。
「ワン、ここの水入っても大丈夫?」
「カチカチ、カチカチ」ワン
ワンは、首を縦に振る。
よしよし、じゃあ、入ろう。
僕は、服を脱ぎ全裸になる。
虫とスライムしか居ないし、開放的に、なって僕は、水の中に飛び込む。
プールとかにいる、監視員さんも居ないしね。
「冷た、けど気持ちいい。」
「ぷーう」(ママ、僕も)チャム
「ぷーう」(ズルイ、僕も)ミイム
スライム達も入って来た。
ミミアント達は、ヤンチの樹液を美味しそうに飲みながら僕らを見ている。
僕達は、この広いプールみたいな、場所で、疲れるまで、遊んだ。
久々に楽しかった。
そのあと僕は、服を着て、ミミアントの上で、眠った。
息子達も一緒にね。