(117) 鎧アント、その名は・・・
「カチカチ、カチカチ」先頭のミミアント
「く、くそ、ここにもミミアント達がいやがる」A男の人
「倒すしかないか。」B男の人
「来やがれ」C男の人
「な、なんだ、あのミミアント兜級か?」D男の人
「危ないかもです。ここは、逃げましょう」A女の人
「そうだな、向こうの方がミミアントしかいない、すこしもどろう」B女の人
「いや、こっちの方が数がすくなそうだ。」B男の人
「そ、そうだな、あっちは一体しか強そうなやつは、いない、武器を取れ、行くぞー」A男の人
「いや、待って、あそこに、女の人が・・・ミ、ミミアントにのってる?」A女の人
「な、なに!!」D男の人
ひ、人だ、人がいる。
でも、皆武器を出して、構えている。
ど、どおしよう、ま、まずは、話してみよう。
「カチカチ、カチカチ」ミミアント達
「皆、ストップ、待って、戦わないで」
「おおぉぉ、話ができるみたいだ。」B男の人
良かった話ができるみたいだ。
「あ、あの僕は、ハルジオン・アリアです、僕達は、平原の先にある、ミミアントの巣に用があって向かってます。あなた達は?」
「私は、ドゴン・ザンバーだ、私達は、そのミミアントの巣の奥にある山から来た、ドワーフ族だ、私達は、逃げて来た、今ミミアント達とゴブリン達で争いが起きていて、私達の住んでいた村が潰されたからサザール・フォン国内に、助けてもらおうとしているとこだ」ザンバー
「お、俺は、ドズル・キンラ、それより、ミミアント達は、大丈夫かぁ?喰われるぞ!」キンラ
「そ、そこは、大丈夫です、ミミアントは、仲間なので」
「すごいな、それは!」ザンバー
「そ、そうですね、私達は、ゴブリンとミミアントに仲間を殺されました。それも、すごい数で、たまたま、私達は、運がよくて、山菜と食べ物を取りに森に行っている合間に、村は、潰れていました。近付く事もできなかったです。」A女の人
「くっそー、だからヤバイって、言ってたのに、早く逃げないから、くっそ。」D男の人
「カチカチ、カチカチ」違う方向からミミアント達
違うミミアント達が20匹位来たかな。
「カチカチ、カチカチ」僕達の方のミミアント達
なんか、話しているようだ。
「カチカチ、カチカチ」違う方向から更にミミアント達
「お、おい、大丈夫だよな、皆、皆ここで殺されないよな」A男の人
「ほら、大丈夫ですよ」
僕は、ミミアント撫でる。
「カチカチ、カチカチ」ミミアント
凄く喜んでる。
「ハ、ハハ、すごいですね」B女の人
僕達と来たミミアント達以外は、何処かに居なくなった。
「そ、それと、そのミミアント?は、なんだ?見たこと無いぞ、新種か?」キンラ
そうなんだ、ワンは、新種なのか~
「すみません、僕にも解りません」
「これから、近くの村に、行く予定だけど近い村が何処にあるか、解りますか?知っていたら教えてください。」B女の人
「すみません、土地勘なくて、僕にもここが何処だかも解りません」
「そ、そうですかぁ~、ありがとう御座います。」B女の人
「カチカチ、カチカチ」ミミアント
ミミアントが首を振ってあっちに村があるかのように教えてくれてるみたいだ。
「あ、ありがとう、多分あっちに、村が在るみたいです」
ミミアントを撫でる、また喜んでいる。
「ありがとうございます。それでは、私達は、行ってみます、ありがとうございました。」ザンバー
「それと、もし、もし私達の仲間がいたら助けて下さい、お願いします。逃げて来た私達には、何も出来ないですけどいつか、いつか必ず、必ず、恩を返しますので、お願いします。」A女の人
「うん、約束は、出来ないけどなるべく保護出来るように言ってみるよ、ワン、って事だから、この人達と、ドワーフ族を見付けたら餌じゃないから、ちゃんと無事に保護するように、伝えておいて」
「カチカチ、カチカチ、カチカチ」ワン
何やらミミアントに伝えて、一匹のミミアントが走りだす。さっき居なくなったミミアントを追って行くように。
「そ、そうだ、ちょっと待ってて」
僕は、近くに居た、ミミアントに、名前を付けた。
「ゴジとバトね」
すると、二匹のミミアントは、その場で固まり、ヒビが入り、白い体が出てきた。
二匹は、同じ姿だった。
チカの所でも、見たことあるアントだ、ゴツゴツしていて、体がミミアントより少し大きい、まるで岩の鎧を着ているかのようだ。
そう、鎧アントだ、しだいに、白い体が黒く成っていく。
「な、ななななんて事だ、ドルジュ初めて見たぞ」D男の人
「え、ええ、私もだわ、鎧アントね、しかも見たことがあるやつより、つ、強そうな」ドルジュ
「この子達に、乗って村近くまで、行ったらいいよ、いいよね、ゴジ、バト?」
「カチカチ、カチカチ」ゴジ
「カチカチ」バト
二匹の鎧アントは、縦に首を振っている。
「よろしくね」
「本当に、ありがとう、俺らで、もし、何かできる事があったら、いつでも、来てくれその頃には、ここいらで村を創っているよ、本当に感謝している。」ザンバー
「うん、ありがとう、何かあったら、頼りますね」
「それでは、我々は、ここで」D男の人
ドワーフ族と別れる。
久しぶりの人?との接触だった。
ドワーフとの接触で嬉しかったからまた、名前付けちった。




